2024年9月、一般財団法人日本規格協会が発行する季刊WEBジャーナル『標準化と品質管理』の秋号が登場しました。今号では特に注目を集めている二大特集が取り上げられています。それは「適合性評価」と「防災と標準化」です。
特集1:適合性評価
適合性評価とは、製品やサービスが特定の基準に合致しているかを確認する評価のことを指します。社会を支える重要な役割を果たすこの制度の歴史や、現在の状況、さらには将来の展望について、適合性評価の専門家が詳しく解説します。公益財団法人日本適合性認定協会の協力を得て、直近の適合性評価の動向についての理解が深まります。
特集2:防災と標準化
そして、9月1日は防災の日にもあたることから、防災に係る標準化の最新情報も取り上げられています。国土交通省の小浪 尊宏氏は、水防災に関する標準の形成について言及し、地域住民の安全を守るための取り組みを紹介。京都大学の名誉教授・林 春男氏は、防災のための色の標準化について詳述し、可視性の向上を目指す取り組みを説明します。
また、東京海上レジリエンス株式会社の小野 高宏氏は、スマートコミュニティにおける防災と減災の考え方について、東北大学の意見も交えて語ります。さらに、防災士である仲川 久史氏は、気候変動への対応の重要性や企業目線での規格要求について触れ、企業が果たすべき役割を強調します。
この秋号には、専門家だけでなく一般読者にも楽しんでいただける記事が盛りだくさんです。知識を深めつつ、防災への意識を高める貴重な機会となることでしょう。興味のある方は、ぜひ一度目を通してみてはいかがでしょうか。
さらに、日本規格協会グループのウェブサイトであるJSA Webdeskも活用し、お役立ち情報を手に入れてください。これにより、標準化や品質管理に関連する最新の情報を得ることができます。
日本規格協会グループのご紹介
日本規格協会は、1945年に設立され、標準化および管理技術の開発や普及に努めてきました。国際規格や日本産業規格(JIS)の開発も行い、広範囲にわたる認証サービスを提供しています。これらの標準化活動は、我が国の社会や経済の発展に寄与しています。SQ誌の秋号を通じて、より多くの方々が標準化の重要性を理解し、防災意識を高めていけることを期待しています。