ワクチンで守る子どもたちの未来
現在、世界中で感染症により命を落とす子どもたちがいます。その数は1日に4,000人、年間では150万人に達します。特にポリオやはしかなど、ワクチンで予防可能な感染症によるものです。この危機に対抗するべく、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(JCV)は、UNICEFと協力し、途上国の子どもたちへのワクチン供給を実施しています。
JCVの使命と歴史
JCVは1994年に設立され、長きにわたりワクチン支援活動を行ってきました。これまでに、1億3,377万3,465人の子どもたちにワクチンを届け、彼らの命と笑顔を守るための努力を続けてきました。特に、途上国ではワクチンが不足しているため、JCVの活動が非常に重要です。
ワクチン接種の現状
日本では、赤ちゃんの頃に多くのワクチンが無料で接種できるため、感染症に対する意識が高いですが、途上国ではそうはいきません。JCVが支援している国々では、例えばミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツなど、感染症は日常的な脅威であり、ワクチンを受けられない子どもたちが多く存在します。その結果、多くの幼い命が失われているのです。
支援実績と具体的な活動内容
2024年の支援実績として、JCVは総額1億2,348万9,371円を投じ、以下のような具体的な支援を行っています:
- - ミャンマー: 経口ポリオや不活化ポリオを含む約5,000人分のワクチン購入に対応。
- - ラオス: 数十万回分のワクチンを提供し、感染症予防に貢献。
- - ブータン: 数種類のワクチンを適切に配布。
- - バヌアツ: ワクチン運搬のための物流支援。
これにより、子どもたちの健康状態は大きく改善されています。
参加方法と支援の形
JCVでは様々な形での支援を受け付けています。たとえば、定期的な寄付や募金活動、さらにははがきや切手の回収、ペットボトルキャップのリサイクルなど、あなたにもできる支援があります。どれも簡単に参加可能で、少しの協力が多くの命を救う大きな力となります。
April Dreamプロジェクト
JCVは、「April Dream」というプロジェクトに賛同しており、毎年4月1日に支援活動の夢を発信しています。この日は、企業や団体が自らの夢を広めることで、多くの人々にワクチンの重要性を伝える機会となります。
未来に向けて
JCVの活動はこれからも続きます。支援者やボランティア、企業の皆さまのご協力によって、さらに多くの子どもたちの命を救うことが可能です。私たちの活動にぜひご参加ください。子どもたちの未来を一緒に守りましょう。
参考リンク