賃貸マンションの家賃がここまで上昇！2025年主要都市家賃動向調査

2025年11月の賃貸マンション・アパート家賃動向

アットホーム株式会社が発表した調査結果によると、2025年11月における全国主要都市の賃貸マンションとアパートの募集家賃が前年同月を上回っています。首都圏を中心に、名古屋市や福岡市など、全13エリアで賃貸住宅市場は活況を呈しています。

平均家賃の上昇

調査によると、首都圏全域（東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県）の平均募集中の家賃は前年同月よりも上昇しています。特に特徴的なのは、マンション市場においてカップルやファミリー向けの物件が全エリアで賃借希望者の注目を集めている点です。東京23区では18ヶ月連続でシングル向けが、また大阪市でも16ヶ月連続で最高値を更新しました。

ファミリー向き物件の傾向

興味深いことに、ファミリー向けの物件は東京23区で平均家賃が25万円を超えており、東京23区のファミリー層の人気が持続していることを示唆しています。更に、ファミリーに適したマンションの人気が続くにつれて、入居希望者が集まるエリアでの競争が激化している様子が伺えます。

アパート市場の動向

アパート市場でも同様の動きが見られ、カップル向きやファミリー向けのアパートにおいても前年同月比で上昇しています。東京23区では、アパートでも2ヶ月連続で平均家賃が最高値を更新しており、この傾向が今後も続くのか注目されます。これからの賃貸マンション市場全体の動向を見ながら、賃貸希望者は慎重に選択する必要があります。

調査の概要

この調査は、東京都大田区のアットホームがアットホームラボに委託して実施されたもので、居住用賃貸物件の家賃データが対象となっています。具体的には、各市区町村で公開されている物件情報から、重複する物件を除いたユニークな情報をもとに平均家賃が算出されています。賃料は管理費や共益費を含む「家賃」と定義され、物件の広さによる分類も行われています。