新技術「ATバリア150」
2025-08-27 12:49:18

防災週に理解したい新技術「ATバリア150」の全貌

防災週に考える「空気の防災」



近年、日本では地震や津波といった自然災害への準備が重要視されていますが、意外にも見落とされがちなのが「空気の危険」です。まさにその点に光を当てる新たな技術が、プロテクトアーツ株式会社から発表されました。国内初のシェルター用換気システム「ATバリア150」は、この防災週間(8月30日~9月5日)を機にメディア公開説明会及び実機見学会が行われました。

新しい空気の防災技術の登場


この会では、小熊正輝代表取締役が「最近は地震や台風、火山の噴火に加え、感染症や国際情勢など多様な脅威が私たちの生活に影響を及ぼしている」と指摘し、シェルターの重要性を訴えました。また、日本におけるシェルター普及率の低さに言及し、国内での換気装置の開発が急務であるとしています。シェルターでの生活中、臭いや感染症も大きなストレス要因となるため、これを解消するための換気システムが必要です。

「ATバリア150」の機能と効果


「ATバリア150」はその高性能フィルターによって、放射性物質や煙、有毒ガスだけでなく、臭いの元となる微小なガスや悪臭物質も吸着・分解します。これにより、避難所でのストレス軽減に貢献し、避難生活に伴う健康リスクを低減します。

小熊代表取締役は「避難所では汗や排泄物の臭気が大きなストレス要因となっており、この問題を改善することで、避難所生活の質を向上させることができる」と強調しました。さらに、実際に行われた煙除去のデモンストレーションを通じて、その性能が立証され、メディアからも高い関心が寄せられました。

海外依存からの脱却と新技術の展望


一般的に、シェルターで使われる換気システムは海外製品に依存していましたが、プロテクトアーツはこれを逆転させるべく、名古屋大学と共同で「ATバリア150」の開発に成功しました。今後は一酸化炭素除去にも対応した換気装置の開発が進んでおり、2026年春には販売が予定されています。これが実現すれば、世界初のシェルター用換気装置となります。

結論と今後の展望


「ATバリア150」は、火災による危険や臭気、感染症など、空気中の脅威から私たちの命を守ることを目的とした革新的なシステムです。防災の重要性が増す中、これらの新しい技術が実践に導入されることで、日本の防災能力が向上することを期待しています。今後も、日本でもっと多くのシェルターや避難所が整備され、このような高性能な換気システムが普及することを願っています。


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