ポーラと仙台市が締結した新たな協定
株式会社ポーラが、宮城県仙台市と包括連携協定を結び、地域活性化や市民サービス向上に取り組むことが発表されました。この協定は、双方の資源を有効活用して協働で活動を推進することを目的としています。
ポーラは、東京都品川区に本社を構え、全国に広がるビューティーネットワークを持っています。このネットワークには、仙台市内の14店舗で113人のビューティーディレクターが所属しており、彼らは地域のビジネスリーダーとして活動中です。ポーラは、単に美容と健康の範囲に留まらず、人や社会、そして地球全体をケアすることを企業の行動指針に掲げています。この理念には、「We Care More. 世界を変える、心づかいを。」という表現が用いられています。
このたびの協定は、ポーラが設定した「サスティナビリティ方針」に基づいており、2029年の創業100周年に向けて、地域社会と共に持続可能な未来を築くことを目指しています。この方針の中では、SDGs(持続可能な開発目標)を考慮した目標数値も設定されています。
栄養や健康の促進だけではなく、様々な社会課題に取り組むことで、仙台市の市民が自らの可能性を広げ、自活する姿を支援することが重要視されています。
協定の主な内容
今回の協定によって、以下のような具体的な連携事項が定められています。
1. ウェルビーイングな職場環境の実現
2. 産学官が共同で進めるスマートシティの構築
3. 市民の健康増進を図る施策の実施
4. 子育て支援事業の推進
5. 男女共同参画の促進
6. その他、協定の目的を達成するために必要な事業
これらの目的は、仙台市内での活動を通じて、地域全体の活性化や、質の高い市民サービスの提供を目指しています。ポーラと仙台市は、両者の強みを活かした上で、地域住民や学生、企業との連携を深め、幅広い社会貢献を実現していく方針です。
締結式では、仙台市長の郡和子氏とポーラの執行役員、安野晋平氏が出席し、協定の意義について言及しました。郡市長は「この協定を通じて、市民がより良いライフスタイルを実現できるよう、持続可能な社会の構築に向けて協力していきたい」とコメントしています。一方、ポーラの安野氏も「地域と共に歩むことで、真の意味での美とケアを提供していきたい」と語りました。
この連携の動きは、ポーラにとっても新たな挑戦の1つであり、地域社会との絆を深めながら、全ての人が豊かな未来を享受できるよう努めていくとしています。今後の活動に注目が集まる中、ポーラは仙台市との協働を通じて、さらに新しい価値を創出していくことでしょう。