オンワードがカザフスタンにリサイクル毛布を寄贈

オンワード、カザフスタンにリサイクル毛布を寄贈

株式会社オンワードホールディングスは、回収した衣料品を原料として生産したリサイクル毛布4,000枚をカザフスタンに寄贈しました。この寄贈は、日本赤十字社の協力を受けて行われ、特に寒冷な地域に住む家庭に向けた支援を目的としています。

オンワードは「ヒトと地球（ホシ）に潤いと彩りを」という理念に基づき、地球に配慮した経営を進めており、その一環としてリユース・リサイクル活動を展開しています。2009年から始まった「オンワード・グリーン・キャンペーン」によって、回収された衣料品の一部が今回のように毛布に変わり、これまでに国内外の被災地や開発途上国へ49,500枚を寄贈してきました。

この支援の一環として、実際に寄贈式がカザフスタンで行われ、カラガンダ州とアクモラ州の現地市民に毛布が手渡されました。特に寒い冬があるカザフスタンでは、暖房設備が十分でない地域も多く、障がいを持つ子どもがいる家庭や多子家庭、低所得世帯にとって毛布は生命を守る重要な資源となります。

地方の生活環境は都市部と比較して厳しく、非常に寒い冬を乗り越えるためには、毛布などの暖かい物資は欠かせません。自然災害のリスクも高く、特に冬の寒さは極端で、氷点下40度を下回ることもしばしばです。これにより、暖かい毛布を必要としている家庭が多く存在します。

今回寄贈された毛布は、カザフスタン赤新月社を通じて必要な家庭に届けられます。この支援によって、寒さから直接的に命を守る助けとなることでしょう。毛布を受け取った方々からは感謝の言葉も寄せられ、特に寒さが厳しい地域では「非常に助かります」とのコメントもありました。

オンワードは、環境に配慮した活動を推進し、持続可能な社会づくりに寄与することを目指しています。リサイクル毛布の寄贈はその一環で、今後もこのような支援活動を続けていくことでしょう。さらに、リサイクル毛布は自然災害の発生する国々においても大きな役割を果たすと期待されています。

更に詳しい情報は、オンワード・グリーン・キャンペーンの公式サイトをぜひご覧ください。
オンワード・グリーン・キャンペーン公式サイト

寄贈式の様子

寄贈式では、実際に毛布を受け取った地域の方々から感謝の言葉が多く寄せられました。たとえば、母親のLyudmilaさんは、「毛布を配布してもらえることを楽しみにしていました。寒い冬を乗り越えるための大きな助けです」と語り、心から感謝していました。また、祖母のLyudmilaさんも「非常に寒いこの地域では、外に出ることも難しいです。いただいた毛布は寝具として使わせていただきます。柔らかくてぐっすり寝られそうです」と述べ、寄贈されたことへの喜びを表していました。

オンワードのサステナビリティ活動

オンワードは、2009年よりサステナブル経営を推進しており、回収した衣料品を利用して約934万点もの衣料品が新たな形で生まれ変わってきました。これまでの実績として、国内外の震災を受けた地域に多くの支援品を届けており、環境に優しい企業であり続けることを目指しています。

今後もオンワードは、リサイクルや再利用を通じて新たな価値を創出し、より多くの人々への支援を行っていくことでしょう。ファッションの分野においても、環境面での活動を継続的に推進していく意向であり、持続可能な社会に向けた努力は続けられるのです。