落合陽一特別展
2024-09-01 12:25:17

岐阜県高山で開催!落合陽一の特別展「ヌルの神様の言うとおり」

岐阜県高山で落合陽一の特別展開催



公益財団法人日下部民藝館にて、特別展「落合陽一 どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」が開催されます。この展覧会は2024年9月14日から11月4日まで、重要文化財である日下部家住宅を舞台に行われます。

日下部民藝館について



日下部民藝館は岐阜県高山市に位置し、昭和41年からその役割を担っています。初代館長の日下部禮一は柳宗悦の「民藝運動」に影響を受け、日本の自然と人々の生活の美しさを発見し、それを展示することを目指してきました。民藝運動は、職人たちの手仕事や地域文化を重視し、日常生活から美を見出そうとする思想です。

落合陽一と日下部民藝館のコラボレーション



落合陽一氏は、ヒューマンコンピュータインタラクション研究の第一人者で、メディアアーティストとしても知られています。本展は、彼が探求する「デジタルネイチャー」という思想と、飛騨地域に根ざした文化や歴史を結びつけ、ユニークなアートプロジェクトが展開されます。昨年までの「遍在する身体交錯する時空間」展や「ヌル即是計算機自然」展と連なり、デジタル技術と日本の伝統文化の融合を深めます。

展覧会の主要テーマ



本展では、「ヌルの神様」をテーマに、神道と仏教の要素を現代的に解釈し、デジタル技術を駆使したインスタレーションが展開されます。その中には、神社の鳥居や仏閣をモチーフにした作品が含まれており、コンピュータ制御のシンセサイザーと結びついた空間は、伝統と革新が交錯する体験を提供します。

さらに、「あめつち歌」や「いろは歌」といった日本の言葉の遊びをデジタル技術で再解釈した作品群も展示され、古代文化と最先端技術が融合します。

落合陽一の独自の表現



アートとテクノロジーの橋渡しをする落合陽一の思想「デジタルネイチャー」は、テクノロジーと自然、人間と機械の新たな関係を提示します。彼の作品は、音楽、数学、プログラミング、哲学などが融合した多層的な構造を持ち、日常のあらゆる音や現象を音楽として捉え直す新しい視点を提示しています。

本展においては、職人の手仕事と最新技術が融合し、民藝思想家や宗教家、テクノロジー企業、職人といった多様なメンバーが共に作品を創り出します。このような相互接続の試みは、日本文化をより深く理解し、新たな文化的価値を創造する基盤となります。

開催概要



展覧会の詳細は以下の通りです。
  • - 会期: 2024年9月14日(土)〜11月4日(月祝)
  • - 時間: 午前10時〜午後4時(休館日なし)
  • - 観覧料: 一般1500円、高大生800円、小中学生500円(未就学児無料)。団体割引あり。

また、本展は「日本の美と心」をテーマに全国展開される「日本博2.0」にも参加しています。日下部家住宅は日本の伝統的民家の最高峰として評価されており、未来に向けて日本文化の価値を発信する役割を果たします。

多くの方にこの展示を通じて、新たな視点を得ていただければと思います。


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会社情報

会社名
公益財団法人日下部民芸館
住所
岐阜県高山市大新町1-52
電話番号
0577-32-0072

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