京都の秋、万博で体感
2025-10-08 11:30:52

日本国際博覧会2025で実現した京都の秋の美しさ

大阪・関西万博で秋を感じる



2025年4月13日にスタートした日本国際博覧会(大阪・関西万博)は、世界中からの来場者で賑わっています。この博覧会では、特に注目を集めているのが、大阪ヘルスケアパビリオンに出展している株式会社ファーマフーズのブースです。展示テーマは「ひとと地球にやさしい繊維」。

ovoveilが輝くブースの魅力



ファーマフーズが開発した卵殻膜由来の新繊維「ovoveil(オボヴェール)」を使用し、五感に響く体験が提供されています。このブースは開幕以来、多くの来場者から高く評価されており、残り1週間の限られた期間に残り香を残すように盛り上がりを見せています。

特に、秋のシーズンに合わせたタペストリー「もみじの錦」のデザインは、多くの人々の心を捉えています。この展覧会では、春や夏といった季節に応じたタペストリーの設え替えが行われてきた中、秋は特に一際目を引くものとなります。

伝統と現代の融合



京都の伝統芸術に基づいた「もみじの錦」は、横幅10メートル、高さ3メートルという壮大なスケールです。紅葉は風に揺れる様子で会場に優雅な光をもたらし、多くの来場者に季節の移ろいを感じさせます。このタペストリーの生地は、田勇機業株式会社がovoveilとシルクで交織した丹後ちりめんを使用し、友禅作家・グラフィックデザイナーの川邊祐之亮氏がデザインを担当しました。

香りの演出も重要な要素です。京都の老舗・松栄堂が特別に調合したオリジナルの香りが、訪れる人々に新たな体験を提供しています。展示場所全体が、まるで京都の秋の情景をそのまま映し出すような空間に仕上がっています。

人々の暮らしを映し出す展示



「設え替え」は京町家の文化の一部であり、季節ごとに空間を変えることで四季の美しさを楽しむという考え方が取り入れられています。この文化が今回の展示でも表現されており、来場者は何度でも足を運びたくなるような趣のある空間を楽しめます。

未来を願うタペストリー



万博の終わりを迎えるこの時期、ファーマフーズは、展示を通じて来訪者それぞれの実り多き未来を祈願しています。タペストリーの一つ一つには、感謝と祈りを込めて染め上げられた思いが込められており、紅葉のタペストリーはその象徴です。秋は豊穣の季節、来場者にとっても実りの多い時となることでしょう。

36万人の来場者を迎えた成功



展示ブースには開幕から9月末までに延べ36万人が来場しました。万博への出展は、企業の認知拡大にも寄与し、国を超えたビジネスマッチングの機会も生まれています。特にovoveilというアップサイクル素材は、循環型経済に注力する北欧諸国との相性が良く、アパレルブランドへの営業活動が進んでいます。

今後もファーマフーズは、国内外でのovoveilの認知度向上と販路開拓に努めていく計画です。

協力企業の紹介



タペストリーのデザインと香りの演出には、多くの協力企業が関与しています。たとえば、タペストリーのデザイン制作は有限会社ジャパンスタイルシステムが担当し、香りの調合は株式会社松栄堂が行っています。また、生地制作は田勇機業株式会社が手掛けています。

まとめ



このように、万博を通じて、ファーマフーズは京都の伝統文化と科学の融合を示破し、来場者に新たな価値を提供しています。展示が終わる前に、ぜひとも多くの人にこの魔法のような時間を体感してほしいと思います。

会社情報

会社名
株式会社ファーマフーズ
住所
電話番号

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