ラッカスワイヤレスが新たに提案するコントローラーレスWi-Fi
ラッカスワイヤレスが本日、新たなコントローラーレスWi-Fiアーキテクチャ「Ruckus Unleashed」を発表しました。この製品は、特に小規模ビジネスのニーズに応じて設計されており、Wi-Fiパフォーマンスを最大50%向上させ、運用コストを削減することを目指しています。
Ruckus Unleashedの最大の特長は、これまで必要だったコントローラーやライセンスが不要な点です。これにより、初期投資が大幅に軽減されるため、中小企業の経営者にとって非常に魅力的な選択肢となります。また、ユーザーはわずか60秒で必要な設定を完了できる、シンプルなウェブインターフェースを利用することが可能です。
小規模企業は、全世界で約6,500万社存在し、全労働力の半分以上を雇用しています。このセクターの成長は世界経済において極めて重要であり、特にモバイルと関連したソリューションは、経営者にとって避けて通れない要素となっています。SMBグループの調査によると、60%の小規模企業のリーダーが、モバイルソリューションは事業運営に不可欠だと考えています。
ラッカスの最高執行責任者、ダン・ラビノヴィッチ氏は、Ruckus Unleashedが地域の小売店や飲食業、さらにはカフェなどにおいて、総所有コストを削減しつつ質の高いWi-Fi環境を支えることが可能であると力説します。経営者が高性能のWi-Fiを手ごろに利用できるようサポートできることは、ラッカスの喜びであると述べています。
今回のRuckus Unleashedの発表に伴い、ZoneFlex R500 UnleashedとZoneFlex R600 Unleashedの2種類のアクセスポイントが市場に投入されました。これらの製品は、従来のR500およびR600に似た性能を持ちながら、ユーザーは追加料金なしでコントローラー機能を享受できます。
この新たなアクセスポイントは、業界内で最高水準のWi-Fiパフォーマンスを提供し、最大で512台のデバイスを同時接続できます。さらに、RuckusのSmart Wi-Fi技術に基づく独自の機能も搭載されています。特に注目すべき機能としては、次のようなものがあります。
- - BeamFlex:アダプティブアンテナ技術により、接続の安定性と速度を向上させます。
- - ChannelFly:キャパシティに基づく自動チャンネル選択機能。
- - Zero-IT Activation:ユーザーの自動構成を行う機能。
- - Dynamic PSK:Wi-Fiセキュリティを強化する技術。
小売業やホスピタリティ業界において、このRuckus Unleashedアクセスポイントは、顧客や宿泊者といったエンドユーザーに対し、信頼性の高い高速Wi-Fiを提供します。また、経営者は自らの権限でWi-Fiの運用状況を把握でき、専門のITスタッフに頼らずとも、スムーズなユーザー体験の提供が可能です。
さらに、企業はプラグアンドプレイを通じて簡単に新たなWi-Fiアクセスポイントを追加でき、ネットワークを再設定することなく性能を向上させることが可能です。Ruckus Unleashedは、最大で25台のアクセスポイントを管理することができ、複数の拠点に拡大する際には、コントローラーベースのWi-Fiへの移行も容易です。
この新製品は、コスト削減と性能向上を両立する中小企業の強力なパートナーとなることでしょう。