Live2D社が新たに発表した著作物シンプルライセンスプラン
2Dイラストに立体的なアニメーション技術を塔載する株式会社Live2D(本社:東京都新宿区、代表取締役:中城哲也)が、2024年7月25日(木)から中規模以上の事業者向けに『著作物シンプルライセンスプラン』を開始することを発表しました。この新プランは、事業者がプロモーション活動を行う際に、Live2D社の著作物を契約なし、無償で使用できる制度です。
『著作物シンプルライセンスプラン』の概要
このライセンスプランの対象となるのは、年間売上が1千万円以上の中規模以上の事業者で、プロモーション目的の一時利用に限られています。利用者は、Live2D社が提供する著作物(例:Cubism SDKやオリジナルキャラクター)の利用に関する契約締結や、その契約料が免除されます。
対象となる著作物と免除内容
1.
Live2D Cubism SDK
出版契約や契約料の免除に関する規定があり、著作物利用許諾通知書に記載された内容に従った利用が求められます。
2.
Live2Dオリジナルキャラクター
營利・非営利にかかわらず、利用許諾契約の締結及び契約料が免除されます。詳細はWebサイトにて確認できます。
Live2D社の公式サイト
対象となる利用の例
対象となる一時利用の例としては、短期間のイベントでの展示や、メディアにおける取材での露出などがあります。
対象外となる利用の例
逆に、契約不適用となるのは、利用期間が1週間を越える場合や、成人向けコンテンツ、暴力的な作品のプロモーションなどです。
対象・対象外の事業者
このプランの対象となるのは、年間売上が1千万円以上の中規模・大規模事業者ですが、小規模事業者や一般ユーザー、非営利団体は対象外となります。その方々は、別途Live2D社が制定している使用許諾契約書を利用する必要があります。
申請と審査のプロセス
利用するには、申請フォームから申請を行い、Live2D社の審査を通過する必要があります。採択された場合には、限られた条件に基づいて著作物の利用が認められます。
本制度設立の背景
これまで中規模以上の事業者は、Live2D社の著作物利用に際して契約が必須であり、そのコストや手間が大きな障害でした。この新プランの導入により、より多くの事業者が手軽にLive2D社の著作物をプロモーションに活用し、クリエイティブな展開を促進することを目指しています。
株式会社Live2Dとは
Live2Dは、2Dイラストに立体的なアニメーションを載せる技術を核に事業を展開しています。その活動には、ソフトウェアライセンスの販売、クリエイター向けのマーケットプレイス、VTuber向けのアプリケーション開発など多岐にわたります。近年では、アニプレックスとの業務提携により、長編アニメーション制作にも参入しています。今後もさらなる進化とともに、クリエイティブな環境の提供に力を注いでいくことでしょう。
公式Webサイトや各種SNSで最新情報を確認することができますので、ぜひご参照ください。