名古屋で魅せる妖怪の世界が動き出す!
7月19日より名古屋で開催されている『動き出す妖怪展 NAGOYA 〜Imagination of Japan〜』。この展覧会では、妖怪画家柳生忠平が描いた作品が最新のデジタル技術を駆使して展示されています。柳生忠平は香川県小豆島出身のアーティストで、その妖怪画は全国的に注目を集めています。この展覧会は、妖怪のユーモラスな姿がダイナミックに表現され、多くの訪問者がその魅力に引き込まれる内容となっています。
展覧会の内容
本展覧会は、江戸や明治時代の絵師によって生み出された妖怪の姿を、3DCGやプロジェクションマッピング、ホログラフィックスクリーンといった先進技術を用い、観客に体感させるものです。また、今回は全長7メートルにもなる巨大な妖怪画『百鬼宴怪』が展示され、圧倒的なスケール感を伴った幻想的な妖怪の姿を楽しむことができます。
さらに、会場では柳生忠平の他の作品も紹介され、妖怪の文化に関する展示解説も行われます。これにより、妖怪に関する歴史や現代のポップカルチャーとのつながりを学ぶことができ、来場者は「楽しみ、学び、体感する」という新しい体験ができる贅沢な空間が広がっています。
柳生忠平とは?
柳生忠平は1976年に香川県小豆島で生まれた妖怪画家です。彼は1998年に宝塚造形芸術大学を卒業後、和菓子のデザイン業務に携わった後、2005年に「絵描鬼宣言」という名の下に本格的な妖怪作品の制作を開始しました。彼の作品は東京、京都のみならず、上海や台湾、フランスでも展覧会が開かれるなど、国際的に評価されています。
最近では、妖怪似顔絵の人気にも力を入れ、人々と対話しながらその内面を描くユニークなスタイルでも知られています。また、2018年には妖怪造形作品のコンテスト『妖怪造形大賞』の審査委員も務め、妖怪文化の発展に寄与しています。
訪れる価値のある理由
この展覧会は、観客にとって非常に魅力的な体験を提供します。妖怪美術館とのコラボレーションにより、妖怪が持つ神秘的かつユーモラスな側面を、視覚的にわかりやすく解説しています。子供から大人まで楽しむことができ、家族や友人と訪れることで会話が広がること間違いなし。
開催情報
- - 日時: 2025年7月19日(土) ~9月23日(火) 9:30~20:00(最終入場19:30)
- - 場所: 名古屋市中区金山町の金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)
- - 主催: 動き出す妖怪展 NAGOYA 実行委員会、共催には中日新聞社や日本経済新聞社が名を連ねています。
この機会にぜひ、妖怪の世界に触れ、心に残る体験をしてください。