町田にオープンした創業支援の新拠点「BUSO AGORA」とは

町田に新たな創業支援拠点「BUSO AGORA」がオープン

2019年8月1日、東京都町田市に位置する「BUSO AGORA」が、夢の実現をサポートするためにオープンしました。このコワーキング&シェアオフィスは、幅広い業種や起業家のニーズに応じたスペースを提供することを目的としています。町田駅から徒歩たった3分という便利な立地に、約520平米の広大な空間が広がります。

「BUSO AGORA」の特徴とサービス

「BUSO AGORA」は、長期契約の利用や1日単位での利用も可能なフレキシブルなワーキングスペースを提供しています。個人ブースや会議室など、さまざまなシーンに合わせた設備が整っています。また、プロジェクターやスピーカーも完備されており、スタートアップ向けのイベントや地域企業との交流会も実施される予定です。

さらに、長期契約の利用者には、運営企業であるキープ・ウィルダイニングの飲食店で使える割引サービスも用意されています。これは、飲食系の企業にとっては特に魅力的な特典です。加えて、事業アドバイスを行う専門のインキュベーションマネージャーも在籍しており、起業に関する相談やサポートを行ってくれます。相談内容に応じて、地域の専門家とも連携しながら、的確なアドバイスを提供します。

エントランスとスペースの概要

エントランスには大きな窓から自然光が差し込み、明るく開放的な雰囲気が漂います。カウンターバーでは、美味しいコーヒーを楽しみながら、気軽に事業相談も行えるスペースが設けられています。共有スペースは、約155平米という広さを持ち、カフェとワークスペースが融合した設計となっています。この場所では、起業家向けのイベントやネットワーキングの機会が提供されるので、コミュニティの形成にも役立ちます。

個人の作業に集中できるブースも完備されており、学生にとってもリーズナブルな料金設定があります。学生証を提示することで、一般の利用者よりもお得に利用することができるため、多くの若者にも利用されることでしょう。さらに、2名から4名用の個室ブースも提供され、最大20名まで収容できるスペースも用意されています。

創業の背景と「BUSO AGORA」の意義

株式会社キープ・ウィルダイニングは、武相エリアを中心に35店舗を展開する飲食企業として知られていますが、その設立の背景には、かつて一軒の焼き鳥屋の開業がありました。代表の保志真人氏は、開業過程で資金や社会的信用の困難に直面しました。この経験から、「町田で何か始めたい人々」や「発展を望む人々」を支援するために「BUSO AGORA」を立ち上げることを決意しました。

この場所が町田にできることで、地域の人々が集まり、自分らしい生き方を実現するための拠点となることが期待されています。「BUSO AGORA」という名称は、古代ギリシャの広場「アゴラ」に由来し、武相エリアの中心としての役割を担うことを目指しています。地域の特性を生かしながら、新しいビジネスや交流が生まれることを願っています。