ナレッジグラフサーチ登場
2025-09-09 11:43:48

DATAFLUCTがAirlake platformに新機能ナレッジグラフサーチを追加

DATAFLUCTのAirlake platformに新機能「ナレッジグラフサーチ」登場



株式会社DATAFLUCTが、エンタープライズ向けAIデータ基盤「Airlake platform」に新たに「ナレッジグラフサーチ」機能を正式リリースしました。この機能は、従来の検索技術の限界を乗り越え、データ間の「関係性」をAIが理解し推論することを可能にします。製造業が直面する複雑な課題に対して、特に熟練技術者のナレッジ継承やサプライチェーンにおける影響範囲の特定を支援することに寄与します。

検索技術の進化:RAGからナレッジグラフサーチへ



現在、多くの企業は生成AIを活用しています。その中で、RAG(Retrieval-Augmented Generation)は社内文書をAIが参照し、自然言語で回答を生成する技術として脚光を浴びています。しかし、従来のRAGは文書間の類似性を見つけるのが得意でも、具体的な影響範囲を特定することが難しかったのです。製造業やインフラ業界では、図面や部品構成表が複雑に絡み合い、その関係性こそが重要な知識となっています。

経済産業省の調査により、製造業では85.3%が人材育成に課題を抱えており、その中で特に「指導する人材が不足している」という問題が浮き彫りとなっています。このような状況を打破するために、ナレッジグラフサーチの導入が急務となっています。

【ナレッジグラフサーチ】の仕組みとその利点



「Airlake platform」は様々な社内ドキュメント、図面、ログ、KPIなどを統合し、自然言語での分析と探索を実現する次世代AIデータ基盤です。新たに加わった「ナレッジグラフ層」は、情報の「意味的な関係性」を構造化し、ユーザーが情報をより深く理解できるようにします。この三位一体のアーキテクチャにより、情報探しを超えた探索・推論・連関の可視化が可能になります。

例えば、「この設計変更の影響範囲は?」という問いに対して、従来の検索法は修正履歴の文書を一覧で提示するのみでしたが、「ナレッジグラフサーチ」は設計変更から対象部品、使用製品、納入先、関与する部門や工程までを瞬時に追跡し、可視化します。これにより、業務の効率を大幅に向上させることが期待できます。

業界別の具体的な活用シーン



「ナレッジグラフサーチ」は、見積書、図面、部品構成表など、企業内に散在する異なるデータを相互に結びつけることにより、特に製造業において高い効果を発揮します。具体的には、設計変更の影響範囲を即座に分析し、調査工数を大幅に削減することが可能です。また、過去の不具合報告や修理履歴と紐づけてトレーサビリティを強化することで、特定のパーツに関わるトラブル分析も容易になります。これにより、企業のナレッジが組織全体の資産として継承され、人的リソースの限界を克服できます。

電力や建設、インフラ業界での利活用も進められており、設備トラブルの連鎖リスクを可視化したり、施工図や工程表の修正による影響を即座に把握したりすることができます。

導入の相談について



現在、「ナレッジグラフサーチ」のPoC(概念実証)導入を希望する企業を広く募集しています。蓄積されたデータを「関係性」という構造で再構築することで、知識活用の常識を覆す体験を提供いたします。

詳細な資料や導入についてのご相談は、こちらからどうぞ。

DATAFLUCTについて



DATAFLUCTは、データを商いにすることを目指し、埋もれたデータから新たな価値を引き出すデータビジネスのパートナーです。2023年にはJAXAベンチャー認定も受けており、データの収集から分析まで一貫したサービスを展開しています。持続可能な社会の実現に向けても取り組みを続けています。詳しい情報は是非公式サイトでご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社DATAFLUCT
住所
東京都渋谷区桜丘町1-4 渋谷サクラステージ SHIBUYA サイド SHIBUYA タワー7階
電話番号

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