戸田市、教育振興計画の新たな策定に向けた取り組み
埼玉県の戸田市が、2021年から2025年までの現行教育振興計画の最終年度にあたり、次期計画である第5次戸田市教育振興計画の策定に向けた重要なステップを踏み出しました。第5次計画は2026年から2030年にかけて実施されるもので、市内の教育環境を一層充実させることを目的としています。
この新たな計画では、重要な要素として「児童生徒の意見」を取り入れる仕組みが設けられています。これはこども基本法第11条に則り、児童生徒の視点を反映することで、今まで以上に充実した教育環境を提供することを目指しています。実際に、第2回策定委員会が開催され、各小中学校から代表的な児童生徒が意見を発表し、それに基づいた計画原案の協議が行われます。
開催日程と参加学校
第2回策定委員会は、以下の日程で開催されます。すべてのセッションは戸田市役所7階第5委員会室で行われ、各小中学校はオンラインで接続し参加する形となります。
- - 第1日目: 10月2日(木曜日)午後3時~午後4時30分
参加学校: 新曽小、戸田東小、喜沢小、戸田中、美笹中、新曽中
- - 第2日目: 10月6日(月曜日)午後3時~午後4時30分
参加学校: 戸一小、戸二小、美谷本小、戸田南小、笹目東小、芦原小
- - 第3日目: 10月14日(火曜日)午後3時~午後4時30分
参加学校: 笹目小、新曽北小、美女木小、戸田東中、喜沢中、笹目中
各回で参加する児童生徒は、学校教育や学校外での学びに関する意見やアイデアを積極的に発表します。これにより、彼らの視点が新たな教育振興計画に組み込まれ、より充実した学習環境の実現に寄与することを期待されています。
全国に先駆けたモデルケース
戸田市がこのような取り組みを進めることで、全国的にも先駆けたモデルケースとなることを見据えています。児童生徒の意見を反映した教育振興計画は、他の自治体にとっても参考となる非常に価値のある実践とされるでしょう。
地域の教育施策が、どのように児童生徒の声を尊重し、反映させていくのか。今後の展開が期待されます。これからの教育の未来を担う世代の意見が、どのように形になるのか、目が離せません。