日本初進出のラグジュアリーホテル
シンガポールを本拠地とするカペラホテルグループが、2025年に日本初進出として2つのラグジュアリーホテルを開業することが発表されました。1つは、京都市東山区に建設中の「カペラ京都」で、もう1つは、大阪市中央区の「パティーナ大阪」です。これらのホテルは、NTT都市開発とUDホスピタリティマネジメントによって運営されることになります。
総支配人の紹介
「カペラ京都」の総支配人にはジョン・ブランコが、そして「パティーナ大阪」の総支配人にはエレン・フランケが任命されました。ジョンは、ザ・リッツ・カールトン、フォーシーズンズなどの世界的なラグジュアリーホテルでの経験を有し、特に「カペラバンコク」では総支配人として開業を成功に導きました。エレンもザ・リッツ・カールトンでの豊富な経験を持ち、特にマレーシアのザ・リッツ・カールトンランカウイでのリーダーシップが評価されています。
カペラ京都の魅力
「カペラ京都」は、元新道小学校の跡地に位置し、約90の客室を備え、スイートルーム、レストラン、宴会場、さらにはスパまでが整います。シンガポールのBrewin Design Officeが内装デザインを手掛けることで、日本初のカペラホテルらしい上質で洗練された空間が実現する予定です。また、宮川町歌舞練場の建て替えも進行中で、地域文化の継承を重視するとされています。
パティーナ大阪の展望
一方、「パティーナ大阪」は、上町台地に位置し、該当地域の歴史的背景に寄り添ったデザインが施されます。全220室の客室のほか、スパやフィットネスエリア、スカイロビーも併設され、2025年に開催される大阪・関西万博も視野に入れたプロジェクトです。現代の旅行者の多様なニーズに応える新しいライフスタイルホテルとして、エレンは社会的意識の高い宿泊体験を提供することを目指しています。
地域貢献と未来の展望
NTT都市開発の池田社長は、新たな総支配人の就任に対し大きな喜びを表明し、両ホテルが海外からの訪問者に向けて唯一無二の滞在体験を提供することを強調しました。新道エリアと花街文化の発展に寄与することを目指し、地域のニーズに応えつつ、歴史や文化を守り抜く取り組みが期待されます。
この新プロジェクトは、日本のホスピタリティ業界に新しい風を吹き込むことでしょう。
カペラホテルグループについて
カペラホテルグループは、国内外でラグジュアリーホテルを展開しており、これまでの実績が多くの賞を受けてきました。今後も日本でのホテル展開を含め、さらなる発展が見込まれています。
最後に
日本初のカペラホテルとパティーナホテルがどのような形で地域に溶け込み、訪れるゲストに新たな体験を提供するのか、期待が高まります。