カカクコム、リース資産管理にmultibookを採用
株式会社カカクコムが、リース資産管理のシステムとして"multibook"を新たに導入することを発表しました。従来、同社はエクセルを用いてリース資産を管理していましたが、事業の多様化が進む中で、その管理が複雑化し、業務の効率が損なわれていました。このような背景から、より効率的な管理を実現するためのシステムに移行する必要がありました。
採用の背景
カカクコムは「LIFE with - 生活とともに -」を掲げ、ジャンルを越えた数々のインターネットサービスを展開しています。代表的なサービスには「価格.com」や「食べログ」、「求人ボックス」があり、ユーザーにとって便利な情報源となっています。しかし、事業の拡大に伴い、リース管理をエクセルで行った結果、膨大な工数がかかり、業務が非効率に陥っていました。
そこで、カカクコムはIFRS 16号に対応したグローバルクラウドERP「multibook」の使用を決定しました。これにより、リース資産を効率よく管理できるシステムへの移行を目指します。
採用のポイント
カカクコムがmultibookを選定した理由は二つあります。
1.
IFRS 16号への完全対応
multibookはIFRS 16号に完全に対応しており、カカクコムが求める要件を満たすものでした。
2.
短期間での稼働可能性
システムの導入から稼働までの期間が短く、すぐに移行できる点が大きく評価されました。
このように、メンテナンスにかかる手間を減少させ、業務の効率化を図ることが期待されています。
今後の展望
カカクコムでは、multibookを用いることでリース資産の自動判定や計上額の自動計算が可能になります。また、連結決算に必要な修正仕訳や注記情報を自動で出力できる機能も活用する予定です。これにより、複雑なエクセル管理から脱却し、業務フローの標準化を推進できると考えています。
multibookについて
multibookは「海外経営への挑戦をもっと身近に、もっと簡単に」という理念のもと、グローバルなビジネスを技術で支えるクラウドERPサービスです。「multibook」は、12の言語に対応し、複数帳簿や外貨建残高管理、ロジスティクス機能、各国の会計に応じた機能を提供しています。これにより、ユーザーは国境を越えたデータ管理をよりスムーズに行えるようになります。
企業情報
株式会社マルチブックは、2000年に設立され、東京都品川区に本社を置く企業です。代表取締役CEOである渡部学氏のもと、同社はクラウド型の会計およびERPサービス