食べられない和菓子
2023-06-13 15:00:01
食べられない和菓子!?中日ステンドアートが挑む装飾ガラスの新たな世界
中日ステンドアートの新たな挑戦
愛知県岡崎市に本拠を持つ株式会社中日ステンドアートが、装飾ガラスの新しい可能性を追求するために「装飾ガラスデザイン研究所」を設立しました。この試みは、これまでの作品制作の実績を生かし、40年にわたる技術の蓄積を反映させたものです。
プロジェクトの目的
この研究所の目的は、装飾ガラスの新しい意味や存在価値を探求することです。特にガラスの持つ永続性や、自然や文化といった重要な要素をガラスで表現しようとしています。プロジェクトの初めの一歩として、すでに3つの研究テーマが進行中です。それは「GABEI 画餅」、「ON THE LAKE」、「RURI to ISHI」です。
1. GABEI 画餅
「GABEI 画餅」と名付けられたこのプロジェクトでは、食文化に着目し、ガラスで「食べられない和菓子」を制作しています。真似るのは難しい繊細な和菓子の特性を観察し、ガラスの特性を使って驚くほど精巧なオブジェを完成させました。このプロジェクトでは、栗饅頭やあんころ餅、ういろうといった日本の伝統的なお菓子が対象となっています。
2. ON THE LAKE
次に「ON THE LAKE」では、世界中の湖の風景をガラスに閉じ込めることを目指しています。このプロジェクトでは、北海道の糠平湖の美しい景色を表現した「ICE BUBBLES」や「ICE CRACK」の2つのプロダクトが特徴です。これらは自然の美しさを手元に保持することができる、持続的なアートとしての側面を持っています。
3. RURI to ISHI
最後に「RURI to ISHI」では、廃材ガラスを使用した環境配慮型のプロジェクトです。この取り組みでは、廃棄される予定のガラスを再利用し、新しい素材として生まれ変わらせることを目指しています。ステンドグラスの端材や鏡、太陽光パネルを使い、色や形をデザインした新たなプロダクトが目標です。
技術力とクリエイティビティの融合
これらのプロジェクトは、全てが手作りの作品であり、デザインと技術が融合した形で進められています。それぞれのテーマを通して、技術的な革新と芸術がいかに絡み合って新しい価値を生むのかを、観衆に示すことを目指しています。
展示会情報
この研究所の成果物は、2023年6月14日から16日に東京ビッグサイトで開催される「インテリアライフスタイル2023」展で初披露される予定です。来場者は、事前登録を行うことで、会場でぜひこの新しいガラス作品に触れてみることができます。今回のイベントは、商談を目的としたビジネス向けの展示会となります。
企業情報
株式会社中日ステンドアートは、公共アートや個別のオーダーメイドに特化した装飾ガラスの専門企業です。創業以来、常に新しい表現を目指してきた中日ステンドアートは、装飾ガラスデザイン研究所の設立を通じて、また新たな一歩を踏み出しました。これまでの経験を生かし、未来に向けたさらなる発展を遂げていきます。公式ウェブサイトには、これらのプロジェクトや最新情報が掲載されています。
ぜひ、今後の中日ステンドアートの取り組みに注目してみてください。
会社情報
- 会社名
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株式会社中日ステンドアート
- 住所
- 愛知県岡崎市在家町竹戸10
- 電話番号
-
0564-43-2811