共働き家庭を歓迎する新しい取り組み
渋谷にある「ココロゴトカフェ」が、近年の共働き家庭の増加に伴い、子どもたちに安心して過ごせる場所を提供する「こども食堂」を始めることを発表しました。運営を担う株式会社アイディアヒューマンサポートサービス(代表取締役 浮世 満理子)は、心理的なサポートも兼ね備えた食の居場所を提供し、充実した食事と健全なコミュニケーションを促進しています。
栄養とコミュニケーションの重要性
この取り組みは、総務省による最新の統計結果を背景にしています。2024年のデータでは、日本の共働き世帯は1300万を超え、専業主婦世帯が508万に対して急増しています。共働き家庭が増える中、家族全員での食事をとる機会が減少しており、子どもたちが1人で食事をする「孤食」や、食事を摂れない「欠食」が深刻な社会問題として浮上しています。
「孤食」は、心理的な影響を与え、子どもの自己肯定感を低下させる要因となるとされています。一方、「欠食」は成長に必要な栄養素の不足を招き、身体的な発育に影響を与えます。これらの問題を解決するために、ココロゴトカフェは「安心して食べられる場所」を提供し、子どもたちの心身の健全成長を促進することを目指しています。
食育と心理的なサポートの両立
ココロゴトカフェでは、ウクライナ避難民コミュニティとの協働も進めており、アイディアヒューマンサポートサービスが運営する通信制のサポート校「アイディア高等学院」の生徒への食事支援も行っています。また、常駐する心理カウンセラーは食事の場を通じて、子どもたちの心理的なサポートも実施しています。
毎月1回開催される「こども食堂」は、子どもたちが安心して過ごせるスペースを提供し、食育にも配慮された内容となっています。親の代わりに食事を提供し、勉強のサポートも行うことで、子どもたちの成長をサポートしています。
渋谷ひまわりこども食堂の詳細
「渋谷ひまわりこども食堂」は、2024年9月29日より開催が予定されており、毎月の定期開催を見込んでいます。
- - 日時: 9月29日(火) 18:00-20:00、以降毎月1回
- - 会場: ココロゴトカフェ(東京都渋谷区渋谷2-9-9 SANWA青山ビル1F)
- - テーマ: 働くお母さんを応援
- - 参加対象: 近隣の小中高生
なお、親が参加する場合は、通常のカフェメニューを注文してもらい、みんなで楽しい時間を過ごすことができます。
ココロゴトカフェの魅力
ココロゴトカフェは、ただのカフェではなく、心理カウンセリングの場としても機能しています。「カフェでお茶を飲むように、誰もが気軽にカウンセリングやセラピーを受けることができる」というコンセプトのもと、セラピストが心のケアを提供しています。
2014年にオープン以来、メニューには身体に優しい低糖質の食品やフルーツティーが取り入れられ、訪れた皆さんの心と体を元気にする食の提供も行っています。また、アートセラピーを活用したセッションも参加者に人気です。
このように、ココロゴトカフェは食事を通じて子どもたちの成長をサポートし、働く親の助けとなる新しい試みを展開しています。ぜひ、地域の皆様にもこの素敵な取り組みを知っていただき、参加していただきたいと思います。