ワンアイルが新たなERP導入支援ツールを発表
ワンアイルコンサルティング株式会社(以下、ワンアイル)は、プロジェクト型ビジネスの企業向けに新たなSAP Cloud ERP導入支援パッケージ「RBX Toolkit」を正式に提供開始しました。この新しいツールは、SAP Qualified Partner-Packaged Solution(QPPS)を取得しており、導入の標準化と短縮を目指しています。
繁雑なプロフェッショナルサービスの管理課題
昨今のコンサルティング業界やITサービス業界では、契約形態の多様化や勤怠、工数、経費のデータ分散、収益認識、監査対応の複雑さ、そして月次決算の遅延など、多くの管理課題が浮上してきています。これらの問題は、プロジェクトの採算性や経営数値の可視化を難しくし、企業に大きな負担をかけています。
RBX Toolkitのご紹介
RBX Toolkitはこうした課題を解決するために開発されたパッケージで、SAPのFit-to-Standardを基本にしています。このパッケージは、20社以上のプロフェッショナルサービス企業へのERP導入支援を通じて得られた知見を反映しており、ゼロからの開発を最小限に抑えることを目的としています。
便利な機能
- - 5つのコアシナリオ: 一括、進行基準、時間管理(T&M)、保守、ライセンスに対応したプロセス設計と収益認識モデルを提供。
- - 外部システムとの連携: 勤怠や工数、経費など、外部システムとの連携テンプレートを用意。
- - 導入から運用までの支援: スコープ対応表、BPMN、CRPシナリオ、移行サンプル、操作マニュアルなど、導入から運用までを一貫してサポートします。
これらの機能により、導入の迅速化と効率の向上が期待されます。
期待される効果
RBX Toolkitの導入によって、以下の効果が見込まれます:
- - 短期立ち上げ: 標準的なプロジェクトにおいて、最短7ヶ月で本稼働が可能。
- - 迅速な意思決定: 月次決算を3営業日以内に確定することを目標に設計。
- - 高い再現性: Fit-to-Standardを前提にした業務カバー率90%以上のテンプレートを目指しています。
- - 運用の安定化: 教育やドキュメント整備などを通じて迅速な運用定着を支援します。
これにより、企業のプロジェクト型ビジネスの運営が大幅に効率化されることでしょう。
導入の進め方
簡潔かつ透明な手順で進む導入プロジェクトは、事前アセスメントから始まり、適合性確認(Fit-to-Standard)へと進み、設定、教育、テスト、移行を経て、本稼働へと進みます。この過程で「業務プロセス × 収益認識 × 請求イベント」の整合を図り、手戻りを抑えることが重要です。
導入費用について
導入にあたっては、販売、購買、会計、プロジェクト管理を含む広範囲なスコープが対象です。最短7ヶ月の導入期間が見込まれており、導入費用は5,900万円から開始します(税別)。ライセンス等は別途必要です。オプションとして、連携iFlow、承認ワークフロー、分析ビューなどを含むRBX IP Packも提供されます。
QPPS認定について
RBX Toolkitは、SAP Qualified Partner-Packaged Solution(QPPS)の認定を受けており、これは低リスクかつ予測可能な導入を実現するための信頼性あるパッケージです。
まとめ
ワンアイルコンサルティングの新たなERP導入支援ツール「RBX Toolkit」は、プロジェクト型ビジネスの運営効率を大幅に向上させることが期待されます。早期立ち上げや高い品質を追求し、企業のビジネストランスフォーメーションを支援する強力なツールとして、今後の企業運営に貢献することが期待されます。
詳しくは、
ワンアイルコンサルティングの公式ウェブサイトをご覧ください。