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フィリピン市場に進出！アセンブルポイントがEVミニバス『Smart BUS』納車開始

フィリピンで『Smart BUS』の納車が開始

神奈川県横浜市に本社を置く株式会社アセンブルポイントは、3月3日からフィリピンに向けてEVミニバス『Smart BUS』の納車を開始したことを発表しました。アセンブルポイントは2016年からこのEVミニバスの研究・開発に取り組んできた企業で、今回のフィリピン市場への進出は新たなビジネスの一環です。

フィリピンの交通問題

フィリピンでは、都市への人口集中に伴う交通渋滞や大気汚染が顕著な課題とされています。急速な自動車の普及は、すでに発展した都市において交通混雑を引き起こし、住民の生活に影響を及ぼしています。しかしながら、フィリピン政府は自動車産業の育成を目指し、ガソリン車からEVへの移行を推進しています。この点が、アセンブルポイントにとってフィリピン市場への進出を後押しする要因となりました。

Smart BUSの特徴

『Smart BUS』は、コンパクトなサイズと高い機動力を兼ね備えたEVミニバスで、以下のような特徴があります。

- 寸法：車高222cm、車長367cm、車幅168cm
- 乗客数：最大10名
- 最高速度：時速40km
- 走行距離：一回の充電で50km
- バッテリー：スワップ方式（約35kg、交換時間約3分）

この設計により、都市内の狭い道路でも快適に走行でき、短距離の移動に最適な公共交通手段として期待されています。

開始の背景

コロナ禍の影響を受け、開発には多くの困難が伴いましたが、アセンブルポイントは昨年末に初受注を獲得し、2023年の量産体制の最終調整を進めました。その成果が、ついに納車のスタートとなったのです。

社会的なニーズと政府の後押しを受けて、アセンブルポイントはフィリピンのモビリティ市場に新たな風を吹き込もうとしています。今後もフィリピン国内での展開を拡大し、持続可能な交通インフラの構築に向けて意欲的に取り組んでいく計画です。