早稲田大学の英語によるPodcast番組「Rigorous Research, Real Impact」が、また新たなエピソードを配信しました。今回のテーマは「日本の法制度から見た中央銀行デジタル通貨(CBDC)」です。このエピソードでは、日本における中央銀行デジタル通貨の可能性を、法学学術院に所属する久保田隆教授をゲストに迎えて探ります。
エピソードの内容は、久保田教授とMCであるファーヒ・ロバート講師との対談形式で進行し、CBDCに関する海外の事例と比較しながら、日本における実現の可能性や課題について議論します。特に、日本の法制度がCBDC導入に与える影響について掘り下げることで、CBDCの現状をどのように変革できるのかを考えるきっかけとなるはずです。
具体的には、政府の金融問題に対する説明責任や、国民のCBDCに対する認知度が導入の障害となっていることについても言及します。リスナーは、久保田教授が提唱するCBDCやデジタル通貨が法定通貨に取って代わる可能性についての見解を知ることができます。
今回のエピソードは、Apple Podcasts、Spotify、Amazon Music、YouTubeなど、複数のプラットフォームで無料で視聴可能です。各エピソードは約15分から30分で構成され、手軽に学びを深めることができます。
番組は、早稲田大学の人文科学や社会科学を専門とする研究者が、最新の研究成果やその背景について語る内容です。彼らの知見を通じて、研究が実社会の問題解決に果たす重要な役割についても考えることができ、知的好奇心を刺激される内容となっています。
次回のエピソードも実に興味深く、2025年1月21日には国際学術院のファラー・グラシア教授を招き、「Rethinking Skilled Migration」がテーマとなります。その次の2月4日には、好川透教授が登場し、「Ensuring Gender Diversity in Executive Management Positions」が取り上げられます。
早稲田大学は、QS世界大学ランキング2023で研究者による評価で世界121位に位置し、科研費の採択件数でも複数の分野でナンバーワンを記録しています。このような研究環境が支えるPodcastは、知識の魅力を広げ、多様なバックグラウンドを持つリスナーに向けても、研究活動の重要性を再認識させることでしょう。