島根銀行が新しいインフラ運用モデルを採用し大胆な変革に挑む
島根銀行がレノボのTruScale IaaSを採用
島根銀行は、レノボの提供する「Lenovo TruScale IaaS」を導入することで、そのインフラ運用モデルを大きく変革しています。これにより、同銀行は従来の「購入・所有」型から、物理的な資産を持たない新しい運用モデルである“所有しない”インフラへと移行しました。
新しい運用モデルの導入
今回の導入によって、島根銀行はITインフラの柔軟性を向上させるとともに、IT管理者の業務負担を大幅に軽減しました。具体的には、ネットワーク機器やサーバー、ストレージなどの管理業務がレノボによって一手に引き受けられることになり、業務の効率化が図られることが期待されています。このように資産を持たずにサービスとしてITインフラを利用できることは、銀行の運用管理において多くのメリットをもたらすでしょう。
島根銀行は、従来の数百台に及ぶ様々な機器を管理する際の煩雑さ、すなわち保守サポートのタイミングが異なることによる負担や、保守契約の更新、さらに資産台帳の管理といったタスクに悩まされていました。しかし、TruScaleの導入により、これらのタスクが軽減され、IT管理者は本来の業務に専念できるようになりました。
レノボによる迅速なプロジェクト実施
レノボのサポートにより、迅速な導入と円滑な移行が実現しました。TruScaleはレノボ製以外のネットワーク機器も選択可能なため、プロジェクトには複数のベンダーが関与しました。しかし、レノボの担当者間のスムーズな連携と、豊富な経験を持つプロフェッショナルサービスによって、システムの構築が滞ることなく進められました。このことは、銀行の運用サポート体制を変えないままでの円滑な移行を可能にしました。
固定資産管理の負担を軽減
資産の保有をやめ、経費処理に切り替えることで、島根銀行は固定資産の管理負担を大幅に軽減しました。これにより、バランスシートが圧縮され、決算や経営判断が効率化されることが期待されています。IT資産管理の見直しは、同銀行にとって重要な変革の一環です。
ThinkPadシリーズの全面的な導入
さらに、島根銀行は業務用端末の全面的な更新も進めています。従来の据え置き型PCから持ち運びやすいノートPCである「Lenovo ThinkPad」シリーズへの移行を推進。これにより、行員は業務に適した端末を自由に選択できるようになります。また、従来のIPアドレス固定の制約を解消し、最新のネットワークアーキテクチャを採用することで、どこでも同じ環境で業務を行うことが可能になりました。
まとめ
島根銀行は、レノボのTruScaleを活用し、変革を進めることで、地域密着型金融機関としての役割を強化することができるようになります。今後も、柔軟性と革新性を兼ね備えたITインフラを提供し、デジタル技術を駆使してサービスの向上を目指すことが期待されます。この取り組みが、どのように地域社会に貢献していくのか注目されます。
会社情報
- 会社名
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レノボ・ジャパン合同会社
- 住所
- 東京都千代田区外神田秋葉原UDX 北ウイング10階
- 電話番号
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0120-030-984