日本で活躍する外国籍のエンジニアたちの年収や働き方が、TokyoDev株式会社の最近の調査によって明らかになりました。この調査は、長野県軽井沢町に本社を置くTokyoDevが、英語を母国語とするエンジニアを対象に行ったもので、814名が回答しています。結果の中でいくつかの注目ポイントが挙げられました。
まず、調査によると、外国籍エンジニアの年収中央値は850万円でした。これは去年と変わらない結果です。とりわけ、外資系企業で働くエンジニアは日本企業よりも約47%高い年収を得ており、これは年々その差が縮まっているものの依然として高いということがわかります。特に、経験年数が10年から20年に及ぶエンジニアでは、その差が75%以上にも達するとの結果が出ました。
英語を流暢に話すエンジニアの年収中央値は950万円であり、一方で英語を全く話さないエンジニアの中央値は550万円という結果も注目に値します。このことから、英語スキルが年収にも大きく影響していることがうかがえます。しかし、年収に関しては性別による大きな格差も存在し、女性エンジニアの年収中央値は男性よりも約46%低いとのことです。この給与格差は、同じ経験年数でも男性の方が高い年収を得ている実情を示しており、依然として職場における平等とは言えません。
また、リモートワークの状況についても調査が行われ、リモートワークができないエンジニアの39%が転職を希望していることがわかりました。フルリモートが可能なエンジニアはわずか10%が転職活動中とのことで、リモートで働く環境は今後のキャリアにも影響を及ぼす重要な要素となっているようです。これに伴い、49%の外国籍エンジニアがリモートワークを重視しているため、企業は働き方に柔軟性を持たせる必要がでてきています。
興味深いことに、回答者の62%は日本で働くことに満足しており、さらに70%はワークライフバランスの良さを挙げています。これは一般的に日本の働き方が厳しいとされる中で、ひとつの希望の光とも言える結果です。
昨年よりも変わらず多くのエンジニアが日本での生活や給与に満足を示し、様々な要素がその背景にはあるものの、日本が外国籍エンジニアにとって魅力的な場所であることは確かです。調査の結果は以下のリンクから閲覧でき、さらに詳しい情報を得ることが可能です。日本での外国籍エンジニアの働き方や年収格差、使用技術などについての詳しいデータが見られるので、興味のある方はぜひご覧ください。
調査の詳細や結果は、
こちらのリンクから確認できます。これらのデータは今後、外国籍エンジニアの採用やキャリア形成に役立つ貴重な情報となるでしょう。特に、日本でグローバルなエンジニアチームを構想している企業担当者にとっては必見の内容です。