空き家再生への挑戦
2026-02-04 13:48:57

鹿児島県南九州市が描く空き家を未来の資産にする挑戦

鹿児島県南九州市が描く空き家を未来の資産にする挑戦



日本中で深刻な問題とされている空き家問題。「負の遺産」として放置されがちなそれらの空き家を、鹿児島県南九州市では再生し、地域の資産として生まれ変わらせる取り組みが始まっています。この活動の中心となるのは、当地に根ざす建築会社、マル川建設です。

過疎化が進む南九州市の現状



鹿児島県南九州市川辺町、これは人口減少と高齢化が進行する地域で、特に限界集落が点在しています。2023年現在、日本全国に存在する空き家は900万戸を超え、その多くが忘れ去られた状態となっています。こうした空き家は、地域の安全や環境にリスクをもたらし、放置されればさらなる問題を引き起こす可能性が高まります。
手をこまねいているだけでは、この状況を改善することはできません。そこで、空き家を未来の「資産」に変えていくことが求められています。

空き家バンク制度の活用



空き家バンクは、所有者が物件を登録し、購入希望者がその物件を見つけることを助ける仕組みです。南九州市の空き家バンクもこの制度を積極的に活用しています。相場より安価なため、経済的な理由から新築が難しい今の時代にとっては選択肢の一つとなっています。しかし、空き家バンクの利用が思うほど進まない現実もあります。それは、「古い」「住みたいと思えない」「改修にかかるコストと価値のバランスが不安」といった理由からです。

建物そのものは存在するものの、そこに住みたいと思うかどうかは別問題ですが、マル川建設は「この町を空き家だらけにしたくない」という強い想いから、自ら空き家バンクに参加しています。

再生への挑戦



マル川建設は、空き家バンクから購入した築45年の物件の再生に取り組みました。前所有者が大切に住み続けてきたとはいえ、購入から3年以上経過しても新しい持ち主は現れず、その理由は「暗い」「寒い」「広すぎる」とのこと。
彼らは単なる改修ではなく、45年先を見据えた住空間の再生を目指しました。具体的には、屋根・壁・床を一度完全に解体し、骨組みから再構築することにしたのです。

安全性と居住性の向上



再生計画では、特に見えない部分への投資が重要視されました。屋根の全面改修、構造体の差し替え、耐力の補強、全窓の断熱サッシ交換などが行われました。これにより、住まいの安全性と快適性が飛躍的に向上しました。

未来の地域価値を創出



マル川建設の取り組みは、単なる物件の再生にとどまらず、地域そのものに新たな活力を見出すものであり、住む人に「住みたい」と思わせる価値を提供することを目指しています。このような地域に根ざした企業の姿勢は、空き家の問題解決だけでなく、町の再生にも繋がるのです。
この活動を通じて日本一の空き家バンク活用を実現することが期待されています。

まとめ



このように、空き家再生は過疎地域の未来を切り開く重要なカギとなっています。地域に密着するマル川建設の取り組みは一つのモデルケースとなり、今後も更なる空き家活用へと繋がるでしょう。南九州市の例は、空き家問題の解決へ向けた挑戦として他の地域でも参考になるはずです。
新たな価値を再生することで、地域に「未来がある」と示すことが、これからの建築の在り方へとつながっていくでしょう。


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会社情報

会社名
マル川建設株式会社
住所
川辺町本別府2522-1
電話番号
0993-56-1348

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