骨髄バンク推進月間
2024-09-17 18:32:54

骨髄バンク推進月間がスタート、命を救うための全国的な取り組み

骨髄バンク推進月間が始まりました



10月は「骨髄バンク推進月間」です。この期間は、白血病やその他の血液疾患の患者さんを支援するために、造血幹細胞の提供を目的としたドナー登録の重要性が特に強調されます。公益財団法人日本骨髄バンクは、この活動を通じて、患者とドナーをつなぎ、一人でも多くの命を救おうと努力しています。

現在の日本骨髄バンクの状況



2024年3月末時点で、登録ドナー数は554,123人に達しており、累計の骨髄・末梢血幹細胞提供者数は28,678例です。しかしながら、移植を希望する患者さんの半数以上は、依然として移植を受けることができていません。2023年度には新たに1,822人が登録され、ドナーからの提供件数は1,086件にとどまっています。この数字は私たちがまだまだ多くの支援を必要としていることを示しています。

骨髄バンク推進月間の目標



この月間の主な目的は、多くの人々に骨髄バンクについて深く理解し、ドナー登録の重要性を広めることです。特に、30代以下の若者のドナー登録が少ないことが課題となっており、今後の活動においてもこの層へのアプローチが重要視されています。

10月1日から31日までの間、厚生労働省主導により、全国各地で啓発活動やイベントが行われる予定です。具体的には、市町村や献血ルーム、コンビニエンスストアにおいてポスターやチラシの配布、ドナー登録会の開催などが予定されています。

新しいポスターデザイン



この推進月間に合わせて、新しいデザインのポスターが作成されました。メインカラーには、骨髄バンクを象徴するオレンジが使われ、目から流れ落ちる涙はドナーの喜びを表現しています。また、登録や提供ができない方でも他の方法で協力できることが示されています。

イベント予定



月間中には数多くのイベントが予定されています。たとえば、9月には「WMDD(世界骨髄バンクドナーデー)」があり、10月には滋慶学園のミュージカル公演やチャリティーイベントが行われます。これにより、骨髄バンクについての認知を高める機会が増えます。

さらなる取り組み



今後の取り組みとしては、SNSやオウンドメディアを通じて若年層への普及啓発を進めることや、企業・団体へのドナー休暇制度の導入を推進しています。また、2026年からはスワブキットを用いたオンラインでのドナー登録も検討されています。

骨髄バンク事業は、単に移植を受ける患者を支援するだけでなく、多くの人々の協力によって成り立っています。この10月、ぜひ多くの方々にその意義を理解していただき、ドナー登録に参加していただきたいと思います。


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会社情報

会社名
公益財団法人 日本骨髄バンク
住所
東京都千代田区神田錦町3丁目19番地廣瀬第2ビル7階
電話番号
03-5280-8111

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