新型ドローンヘリ「田助人 Tasketto」登場
農業の未来を変える新たな技術が誕生しました。愛知県名古屋市に本社を構えるキリックスリース株式会社が、株式会社Prodroneによって開発された新型ドローンヘリ「田助人 Tasketto」の独占販売権を取得しました。この新型機は、2025年6月3日より正式に販売・リースにて提供されることが決定しています。
1. 日本の農業における課題
日本の農業はさまざまな課題に直面しています。特に、現在主流のバッテリー駆動型の農業ドローンは、充電の手間やバッテリーの劣化、さらには充電器のコストといった問題が浮上しています。これに対して「田助人 Tasketto」は、ガソリンエンジンを採用し、こうした問題をすべて解消したモデルです。農業の現場での効率性を追求し、軽さとコンパクトさを兼ね備えたこの機体は、まさに日本の農業シーンに適した一台です。
2. 特徴と利点
「田助人 Tasketto」の主な特徴として、以下の点が挙げられます。
2.1 高い静音性と実用性
32ccのガソリンエンジンを搭載することで、バッテリー充電の煩わしさや性能の低下を解消。低排気量でありながら静粛性にも優れており、農作業中の周囲への配慮も完璧です。
2.2 コンパクトな設計
わずか7.5kgという軽量で、プロペラを折りたたむことで全長はわずか1,570mmとなるため、乗用車や軽トラックでの運搬が非常に容易です。
2.3 驚異的な経済性
1リットルのガソリンで約45分間の飛行が可能で、燃料補給なしで東京ドーム約5haに相当する広大な農地をカバーします。これにより、農業を行う上での運営コストの大幅な削減が期待されています。
3. 優れた操作性
また、GPS機能を搭載しており、簡単に操作できる点も魅力です。手を離すことで自動的にホバリングができるため、初心者でも扱いやすい設計となっています。オプションとして自動飛行機能も搭載することができ、より高度な運用が可能です。
4. 展示会のご案内
この革新的なドローンは、2025年の後半に開催される展示会に出展されます。
会期:2025年6月4日~6日
会場:幕張メッセ
ブース:Prodrone
会期:2025年7月9日~11日
会場:愛知国際展示場
ブース:キリックスリース
5. 終わりに
キリックスリースは、これまで自動車関連企業から培った経験をもとに、この新たなドローン事業を通じて、日本の農業の生産性の向上と持続可能な農業の実現に貢献していく所存です。今後も注目が集まる「田助人 Tasketto」の動向をぜひ期待してください。