輪島市の給水支援
2024-09-05 17:06:55

堀富商工が提供する新しい給水支援の形とは?輪島市訪問の意義

災害対策の新しいカタチ、堀富商工の給水支援活動



2024年9月19日から20日、石川県の輪島市で、堀富商工株式会社(本社:大阪)がオーストラリア・ニュージーランド商工会議所とともに表敬訪問を行います。この訪問の一環として、同社が開発した組み立て式給水タンク「ホリフトウォーター」が、輪島市に1台寄贈される予定です。

この給水タンクは、災害時に迅速に飲料水や生活用水を確保できるよう設計されています。容量1000リットル、重量約58kgという軽量設計で、必要な時に手作業で簡単に組み立てが可能です。また、輸送や保管がしやすく、緊急時の対応力を高めてくれる重要な製品です。

「ホリフトウォーター」の特長



「ホリフトウォーター」は、災害時に役立つために開発された非常に実用的な給水タンクです。以下にその特長を紹介します。

  • - コンパクト設計: 据え置きタンクの約1/5のスペースで保管が可能。災害用備蓄倉庫に最適です。
  • - 簡単な組み立て: 大人2人でわずか5分で組み立てができ、工具も不要。このため、現場での人手不足にも対応できます。
  • - 速い給水が可能: 給水車がタンクに1000リットルの水をおよそ3分で給水でき、次の給水地へ迅速に移動可能です。
  • - 耐久性: 満水状態でも車両での輸送が可能で、安定した運用が期待できます。

給水支援活動の背景



堀富商工は、東日本大震災を契機に福島県いわき市工場が被災し、その際の断水経験から「ホリフトウォーター」を開発しました。以来、同社は全国の多くの断水地域に無償でこの給水タンクを設置する支援活動を行っています。特に、最近では能登半島地震や羽咋市の断水対策として、2024年1月6日に3台を無償提供し、地域住民の支援に努めています。

具体的な活動内容



今回の輪島市訪問では、「ホリフトウォーター」の組み立てデモも実施され、このタンクが実際にどのように機能するかが示される予定です。また、堀富商工は羽咋市においても、すでに4台の「ホリフトウォーター」を設置し、地域の給水拠点として利用されています。これにより、地元住民は安全に水を確保できるようになりました。

さらに、過去にも堀富商工は様々な災害に対してこのタンクを活用してきました。具体的には、関東・東北豪雨、熊本地震、東日本台風といった大きな災害に際して、迅速に対応してきました。その活動は、地域や自治体にとっても非常に価値のある取り組みとなっています。

企業の未来と社会貢献



堀富商工株式会社は、1885年の創業以来、「織る・塗る・貼る」の技術を基に、さまざまな製品を提供し続けてきました。時代のニーズに応じて進化しながら、地域社会への貢献も大切にしています。災害時の給水支援を通じて、多くの人々の安全や生活の質を向上させることに尽力しているのです。

「ホリフトウォーター」は非常にコンパクトで軽量な設計ゆえ、将来的にはさらなる発展や適用の可能性が期待されています。災害時のみならず、日常生活においても多様な利用法が考えられ、今後の展開にも目が離せません。堀富商工の取り組みが、全国各地でさらなる水に関する問題解決に寄与することを期待しています。


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会社情報

会社名
堀富商工株式会社
住所
大阪府堺市西区浜寺石津町東3-5-23
電話番号
072-241-3821

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