プログラミング能力検定が大学入試に広がる
株式会社プログラミング総合研究所が運営するプログラミング能力検定(プロ検)は、現在100を超える大学の入試において加点対象や参考資格として活用されています。この動きは、日本の大学全体の約10%に相当し、今後もますます注目を集めることでしょう。
プログラミング能力検定の背景
2025年度からの大学入学共通テストに「情報I」が加わることに伴い、大学の入試戦略が変化しています。特に企業が求めるIT人材の供給不足が問題視されており、これにより大学もITスキルを重視するようになりました。このような背景の中で、信州大学や近畿大学、お茶の水女子大学、群馬大学といった名門校がプロ検を選択する理由が明確になります。
多くの大学が独自の推薦入試や総合型選抜で、プロ検を出願要件に組み込みました。この理由として、国内No.1の受験実績と、プログラミング能力を客観的に測定できる点が挙げられます。プロ検は、個々の能力を具体的に可視化する貴重なツールとして機能しており、デジタル人材の育成をさらに推進するために欠かせない元素となっています。
大学による二つの活用方法
プロ検が導入されている大学の例をいくつか挙げてみましょう。具体的には、国立大学法人お茶の水女子大学、信州大学、群馬大学などが挙げられます。これらの大学は、プログラミングに特化した能力を評価し、学生の多様性を引き出すための一環として活用しています。また、関西大学や近畿大学、大阪公立大学などでも同様の取り組みが行われています。
合格ラインを設けることで、学生のプログラミングの素養を試験の段階で確実に評価できる仕組みとなっています。このような試みは、大学入試の多様化と公正さを促進する重要な要素といえるでしょう。
プログラミング能力検定の概要
プロ検は、2020年12月にスタートし以来、多様な教育機関で行われています。この検定は、受験者にプログラミングスキルを測定し、その結果を基に教育機関が個別の学習計画を立てることをサポートします。プロ検は、ビジュアル言語版とテキスト言語版の2つに対応しており、初心者から上級者までさまざまなレベルの受験者が挑戦できるようになっているのですが、これはプログラミング教育の普及に寄与する重要な要素となるでしょう。
さらに、CFRPに基づいて運営されており、受験者は自分のプログラミング能力を現在のレベルで把握することができます。これにより、受験者自身の成長を実感しながら学習を進めることが可能となります。
お問い合わせと詳細
プロ検を導入したい教育機関やスクールの方は、公式ホームページから申し込みが可能です。参考URLや詳細情報は公式HPに集約されており、今後ますます求められるプログラミングスキルを身に付けるための一歩を踏み出す絶好の機会となるでしょう。
公式サイトでは、プロ検に関する情報が網羅されていますので、ぜひチェックしてみてください。