株式会社カオナビが新機能「フォーメーションビルダー」を発表
株式会社カオナビは、2025年2月27日(木)よりタレントマネジメントシステム「カオナビ」に新機能「フォーメーションビルダー」を追加することを発表しました。この機能は、各部署から提出された異動案を一元的に管理できるもので、煩雑な異動業務を効率化し、人事戦略に基づく適切な人材配置をスムーズに実現します。
異動業務の複雑化とその解決策
最近では、人材の流動性が高まりつつあり、多くの企業で社内の人的資本経営や組織変更の必要性が増しています。そのため、異動の際に必要な人材配置の検討が以前にも増して複雑化しています。企業によっては、半年ごとに大規模な異動が行われる場合もあれば、毎月異動が頻発するケースもあり、人事担当者は多くの業務に追われている状況です。
特に、各部署から送られる異動案を取りまとめる過程では、さまざまなフォーマットでの情報集約や、誤入力、記入漏れの確認等で大きな負担がかかっています。そのため、本来必要な異動検討の時間が圧迫されてしまう現実があります。このような課題をクリアするために、カオナビが開発したのが「フォーメーションビルダー」なのです。
フォーメーションビルダーの特長
「フォーメーションビルダー」では、煩雑な異動業務が効率化され、各社の人事戦略の実行を支援します。人事担当者は、各部署から集めた異動案を簡単に取り込むことができるため、全体像を一覧で把握しやすくなります。これにより、特定の社員の状態や異動状況を見やすく整理することができます。
さらに、社員情報は必要に応じてカスタマイズでき、確認が必要な部分はアラートで表示されるため、効率的に確認作業を行うことが可能です。
1. 集約から取りまとめまでの一元管理
「フォーメーションビルダー」の大きな特長は、人事異動に必要なデータをカオナビ上で完結できる点です。人事データベースから導き出された異動シミュレーションの結果をシステムにシームレスに連携させることができ、誤入力の確認も不要です。
2. 異動対象者の選別が容易
異動基準となる重要な項目—滞留年数、等級、異動希望の有無—を基に特定の社員を簡単に抽出することができるため、異動が必要な社員が漏れなく含まれるかを確認することが可能です。
3. 最新情報の自動更新
異動情報は簡単にカオナビへ反映できるほか、他のシステムもCSVデータを通じて更新が行えるため、社員情報を常に最新の状態に保つことができます。これにより作業の手間を省きつつ、信頼性の高い人事データを維持できます。
「カオナビ」とは
タレントマネジメントシステム「カオナビ」は、企業が社員の特性やスキルを一元的に管理し、戦略的な人材配置を図るためのプラットフォームです。社員の顔や名前、経験、評価、スキルといった情報を可視化し、企業が直面する人的資本経営の諸々をサポートします。このシステムにより、企業は従業員の価値を最大限に引き出し、働き方を多様化させることが可能となります。
最後に
「フォーメーションビルダー」の導入により、人事業務が効率化され、企業の人材戦略がより円滑に実行されることが期待されます。これによって、人的資本の経営を進める企業がさらに増えていく未来が想像できます。カオナビの新しい機能を通じて、多くの企業が新たな可能性を引き出すこととなるでしょう。
詳細については、
カオナビの公式サイトをご覧ください。