新たなAI活用の形「Doraverse」
2025年12月17日、株式会社DORAVERSE JAPANが提供を開始した法人向けオールインワンAIプラットフォーム「Doraverse」は、企業のAI活用を統合的に管理・最適化するための新しいアプローチです。複数のAIを効果的に使用できるこのプラットフォームは、企業にとって欠かせない存在となることが期待されています。
1. Doraverseとは何か?
「Doraverse」は、様々な大規模言語モデル(LLM)を連結させたプラットフォームであり、ユーザーは使いたい機能を一つのインターフェースから簡単に選択できます。「AIチャット」「AI議事録」「AIエージェント」「画像生成スタジオ」など、幅広い機能が統合されており、利用者は特定の業務に最適なツールを選んで使用できるのが大きな特徴です。
このプラットフォームでは、10種類以上のLLMを活用し、それぞれの特性を活かした利用方法が可能です。具体的には、論理的な文章作成にはClaude、最新情報の検索にはGeminiといったように、最適なAIを瞬時に使い分けることができます。
2. セキュリティとガバナンスの重要性
多くの企業が生成AIを導入する中、そのセキュリティとガバナンスに関する課題が浮き彫りになっています。個別にAIツールを導入した場合、どのツールがどの目的で使われているかが把握しにくく、管理者にとって非常に難しい問題です。
Doraverseはこれらの課題を解決するべく、複数のAI工具を一つのユーザーインターフェースで一元管理できるように設計されています。このアプローチにより、企業のAI活用の安全性が向上し、管理者は各従業員のAI利用状況を適切に把握できるようになります。
3. シンプルな操作性
Doraverseの特徴の一つが、ノーコード技術を採用している点です。プログラミングの知識が無くても、定型業務の自動化が簡単に行えます。たとえば、会議の議事録を要約してメールで送信する、日報から課題を抽出する、といった作業も、従業員自身が手軽にAIエージェントを作成できるので、業務効率が大幅に向上します。
4. コスト最適化とカスタマイズ性
Doraverseは、利用する企業の規模にかかわらず、コストパフォーマンスの高さが魅力です。他の複数のAIツールを個別に契約するよりも、優れたコストパフォーマンスで最新のAI機能を利用できるため、経営層からの支持も期待できます。また、導入時に特有のリクエストやセキュリティ要件に応じたカスタマイズが可能で、企業に特化した最適な運用が可能です。
5. 未来への期待
DORAVERSE JAPANは、日本企業のAIインフラとしての役割を果たすことを目指しています。また、投資家や販売パートナーに対しては、スケーラブルなビジネスモデルを提案し、AI市場の拡大に貢献することを目的としています。
代表取締役の近藤修康氏は、「AIは単なるチャットボットから、業務を実行するAIオーケストレーターへと進化しています。Doraverseは最先端技術を、誰もが直感的に使える形にデザインしています」と語っています。
まとめ
「Doraverse」は、企業にとっての新たなAI活用の形を提案します。AIを安全に、効果的に使いたい企業にとって、ぜひ検討していただきたいプラットフォームです。今後の導入に期待が高まります。