ホロラボが手掛けた苫小牧データセンターPRアプリの魅力
株式会社ホロラボが、ソフトバンク株式会社と連携し、北海道苫小牧市に建設中のデータセンターのPRアプリケーション「Spatial Presentation(仮称)」の開発を進めています。このアプリは、Apple Vision Proを活用した空間コンピューティング技術を取り入れ、苫小牧データセンターの特徴や魅力を直感的に体験できる内容となっています。
「Spatial Presentation」の特徴
「Spatial Presentation」は、データセンターのコンセプトや概要を多面的に体験できるインタラクティブなアプリです。特に、アプリではデータセンター内部の視覚化や、運用開始後の展望などを体験することができ、業界内外の関係者に広くアピールする機能を持っています。
このアプリケーションはもともとソフトバンク社内でのプロトタイプが考案されていましたが、ホロラボが技術支援を行い、アイデア出しから実装までを包括的に担当しました。北海道ビジネスEXPOでの展示会において、実際に体験できるブースを設置し、多くの来場者が関心を寄せました。
北海道苫小牧データセンターの戦略的意義
生成AIの普及に伴い、データセンターには膨大なコンピューティングリソースが求められていますが、現在、日本国内のデータセンターの多くは東京や大阪に集中しています。これに対して、苫小牧市は地震や台風などの自然災害リスクが低く、再生可能エネルギーの活用が期待できる明るい未来を持っています。また、新千歳国際空港からのアクセスも良好で、情報通信インフラの強化に寄与することが期待されています。
苫小牧データセンターは、2026年度からの操業を目指し、大規模な計算基盤を構築することを計画しています。今後3極目のデータセンターとして、社会インフラを支える役割が求められています。
「Spatial Presentation」の多様な体験
展示ブースでは、Apple Vision ProとiPadを使用したマルチデバイス対応の体験が可能です。基本的な体験はiPadを通じて実現され、高品質な没入感をApple Vision Proで提供。来場者は、テーブルを注視することで体験コンテンツをスタートさせ、支援された立地の優位性やデータセンターの詳細を視覚的に学ぶことができます。
特にデータセンターの見どころを等倍で体験できる後半のセクションでは、完成後の現地さながらの体験ができるように設計されています。これにより、広域マップ表現から高精細な主観体験までをシームレスに実現しました。
今後の展望とホロラボの役割
ホロラボは、AR/VR技術、XR技術、そして空間コンピューティングの活用に力を入れている企業です。2024年にはApple Consultants Network認定を取得し、さらなる技術革新と社会への貢献を目指しています。ホロラボの取り組みを通じて、苫小牧データセンターが地域成長に繋がる未来を楽しみにしたいところです。
データセンターのPRアプリ「Spatial Presentation」は、今後も様々な展示会やイベントでの体験提供が予定されています。関心のある方々はぜひチェックしてみてください。