島根県立美術館で開催中の特集展示
島根県立美術館では、「特集:小泉 清―小泉八雲とセツの三男として生まれて」と題した特集展示が行われています。この展示は、1899年に生まれた小泉清の作品に焦点を当てたもので、彼の多彩な才能と人生を垣間見る貴重な機会となるでしょう。
小泉清の魅力
小泉清は、著名な作家小泉八雲の息子であり、その影響を受けつつも独自の色彩感覚を持った画家として知られています。彼の作品は、油彩だけでなく水彩、さらにはガラス絵やろうけつ染めといった多様な技法によって展開され、そのユニークなアプローチが多くの観客を魅了してきました。今回の展示では、小泉清の作品23点が当館のコレクションから紹介され、さらに特別に借用した4点も展示されます。
家族とのつながり
展示では、小泉清とその家族との関係にも重点が置かれています。父小泉八雲や母セツ、さらには妻シヅとの絆や交流が、彼の作品にどのように反映されているのかを探る内容になっています。特に、清の少年時代の習作や制作道具が展示されており、彼の人生や画業の一端が明らかになります。
今後の展示替え
会期中の1月14日には一部展示替えが行われ、展示内容が新たに刷新される予定です。これにより、訪れるたびに新しい発見があり、さらなる楽しみが広がります。
開催概要
- - 展覧会名: 特集:小泉 清―小泉八雲とセツの三男として生まれて
- - 会期: 令和7年10月1日(水) ~ 令和8年4月13日(月)
- - 休館日: 毎週火曜日および年末年始(12月28日~1月1日)
- - 観覧料: 一般300円、大学生200円、小中高生無料(4月以降改定予定)
- - 場所: 島根県立美術館 2階 コレクション展展示室1
- - 開館時間:
【10月~2月】10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
【3月~9月】10:00~日没後30分(展示室への入場は日没時刻まで)
特に注目すべきポイント
- - 全国有数の小泉清コレクションが一挙公開されます。
- - 清の作品と共に、家族との関連が深く紹介されています。
- - 新たに収蔵された作品《風景(櫻)》が初めて公開されるため、見逃せません。
この展示を通じて、小泉清の作品の魅力を存分に味わい、彼の人生や家族との繋がりに思いを馳せる貴重な機会をお楽しみください。