将来への不安を見える化する「将来設計ノート」
支援を必要とする子供を持つ親が抱える悩みは計り知れません。特に、知的障がい・発達障がい・ひきこもりを抱える子どもを持つ50代以上の親にとっては、「親なきあとの不安」が存在します。この度、ネクストハピネス合同会社の代表、斉藤英志氏が編纂した「大人の知的障がい 発達障がい 引きこもりの子を持つ50代以上の親のための将来設計ノート」が、2025年12月10日にBLA出版から出版されます。
本書は、「将来への不安」を整理整頓し、実際の行動へと繋げるノート型の実践書です。最新の内閣府の調査(2023年)によると、40〜64歳の中高年のひきこもりが146万人に達しています。自立支援医療や障害年金など、重要な支援制度の更新が1〜5年ごとに必要であるために、更新を忘れてしまうと医療費の急増や福祉サービスの停止など、生活が一瞬にして破綻する危険性も抱えています。この「見えない危機」を抱える親たちに向け、本書は、子どもに必要なお金や支援、周囲のサポートを具体的に示すことを目的としています。
不安を安心に変えるプロセス
「将来設計ノート」を活用することで、親たちは何から手をつけるべきかを把握し、確実に一歩踏み出すことができるようになります。本書では、相続や不動産のコンサルタントであり、障がい者グループホームを運営する著者が、自らの体験をもとに、当事者とその家族が直面する様々な問題を解説しています。
特に、ノート型実践書の構成により、親自身の心の整理が可能になり、日々のストレスを軽減する手助けとなります。具体的には、生活やお金といった不安材料を目に見える形で整理することで、親たちは自らの将来設計に向けて自信を持つことができるのです。これにより、安心して日常を営むことが可能になります。
親の愛情と不安の関係
著者の斉藤氏は、30年間にわたる不動産業界での経験を活かし、親や子供の心に寄り添ってきました。彼が見たのは、愛情が深い故に、親たちが抱える心配の大きさです。本書の目的は、親たちが不安から解放され、子どもたちと共に笑顔で生きる日々を取り戻すことにあります。“親なきあと”をあまり悲観しすぎず、今日をより良いものにする準備を整える手助けをする一冊となっています。
本書の特長
1.
見える化
不安を文字にすることで、問題をクリアにしていきます。
2.
中高年の視点
50代以上の親が特に直面する現実的なリスクに焦点を当てています。
3.
家族との共有
支援履歴や特性、生活パターンを家族や支援者と共有可能な形で整理できます。
本書を通じて、親たちは自らの将来に向けて必要な知識や情報を整理でき、安心を得ることができるでしょう。
これからの未来を描く一歩を踏み出しましょう。親が安心して自分の人生を生きることが、子どもたちにも大きな影響を与えることになります。未来のために、今日から始めることが大切です。
著者紹介
斉藤英志(さいとう・ひでし)
兵庫県淡路島出身。ネクストライフプランニングとネクストハピネス合同会社を代表し、ファイナンシャルプランナーや不動産・相続コンサルタントとして活躍。これまでに多くの家庭と向き合ってきた経験から、本書の執筆に至りました。彼の想いには、どの人も自らの居場所で安心して暮らせる社会の実現があります。
書籍情報
- - 書名:『大人の知的障がい 発達障がい 引きこもりの子を持つ50代以上の親のための将来設計ノート』
- - 著者:斉藤英志
- - 定価:770円(税込)
- - 発売日:2025年12月10日
- - 出版社:BLA出版
- - 販売先:AMAZON
本書を手に取り、未来への一歩を踏み出してみてください。