新たな物流拠点「CBRE IM-LOGI’Q新子安」の概要
横浜市神奈川区に、CBREインベストメントマネジメント・ジャパン株式会社(CBRE IM)と東急不動産株式会社の共同開発による新しいマルチテナント型物流施設「(仮称)CBRE IM-LOGI’Q新子安」が誕生します。このプロジェクトは、2025年3月に着工し、2027年1月の竣工を目指しています。
立地の優位性
本施設は、首都高速神奈川1号横羽線「子安IC」からわずか1.1kmの距離にあり、アクセスの良さが際立っています。国道1号(第二京浜)や国道15号(第一京浜)にも近く、横浜港や羽田空港への物流拠点として理想的です。さらに、JRと京浜急行の「新子安駅」からも徒歩圏内にあり、雇用確保においても優れた立地条件を兼ね備えています。
特筆すべきは、本施設が動物検疫及び植物検疫を行うことができる、非常に希少な立地である点です。このため、食品関連の輸出入に関心を持つ企業からの高い期待が寄せられています。検査場所を介さず直接消費地への配送が可能であるため、コスト削減や環境負荷の低減に寄与することができます。
施設の仕様
「CBRE IM-LOGI’Q新子安」は、延床面積約97,000㎡(約29,345坪)という大型施設で、最大10テナントが入居可能です。1階から3階にかけては冷凍・冷蔵倉庫、4階と5階はドライ倉庫として利用され、様々な温度帯に対応しています。冷却設備には自然冷媒方式を採用し、環境への配慮を強化しています。屋上には太陽光発電設備が設置され、利用電力の自家消費も可能です。
冷凍・冷蔵倉庫、ドライ倉庫共に高い天井高(梁下有効高5.5m、一部除く)や床荷重1.5t/㎡といった汎用性の高い仕様を備えており、配送効率を高めるためにシングルランプウェイ式の車路を採用しています。
市場ニーズに応える形での開発
最近では、共働き世帯の増加やネットスーパーの普及、ふるさと納税制度の利用拡大などが影響し、冷凍食品の消費が増えています。その中で、フロンガス規制に伴い老朽化した倉庫の建て替えが進んでおり、「CBRE IM-LOGI’Q新子安」はこうした社会的なニーズに応える施設として期待されています。
物件の概要
- - 所在地:神奈川県横浜市神奈川区恵比須町3-1、他
- - アクセス:JR・京急「新子安駅」から1.2km、
⾸都高速道路神奈川1号横羽線「⼦安IC」から1.1km
- - 敷地面積:38,733.29㎡(11,716.82坪)
- - 延床面積:97,007.13㎡(29,344.66坪)
- - 構造:鉄骨造、地上5階建
- - 環境認証(予定):CASBEE A認証
「(仮称)CBRE IM-LOGI’Q新子安」は、今後の物流業界の発展を支える重要な施設として注目を集めています。