「未来へつなぐ味」を実現する取り組み
株式会社ソラシドエアは、2025年10月1日に鹿児島県の枕崎市にある「ソラシドファーム枕崎」で、地域の保育園児や中学生と協力し、焼酎製造に使用されるサツマイモを収穫しました。このプロジェクトには、約100名の参加者が集まり、合計5,000kgものサツマイモが収穫されたことが大きな話題となっています。
地域との包括連携協定に基づく活動
この取り組みは、2024年6月に薩摩酒造株式会社や一般社団法人地域商社推進機構、枕崎市との間で結ばれた「地域価値向上に関する包括連携協定」に基づいて行われました。今年4月、新入社員50名が地域の方々と共に植えた5,000本の苗が、素晴らしい成果をもたらしました。久保田博貴さんは「耕作放棄地だったこの畑が地域の力で見事に蘇った」と語っています。多くの人々の協力と熱意によって実現したこのプロジェクトには、大きな可能性が秘められています。
スタートするオリジナル焼酎の製造
収穫したサツマイモを基にしたオリジナル焼酎は、10月1日と2日にかけて選別と仕込み作業が行われ、本格的な製造がスタートしました。特に、ソラシドエアの客室乗務員やグランドスタッフの意見を反映させた、20代から30代の女性に向けた焼酎の開発が進められています。これは特定のターゲット層に向けた商品開発の新たな試みとして注目されています。
今後の展望と地域振興の重要性
2025年10月26日には薩摩酒造の新酒まつりに参加し、2026年5月頃に焼酎のお披露目と販売が予定されています。このプロジェクトを通じて、枕崎市の魅力がさらに広まり、地域の農業と観光産業が連携しながら新たな価値を生み出すことが期待されています。ソラシドエアは、地域振興のシンボルとして「九州・沖縄の翼」という名のもとに地域の魅力を発信し続けています。
ソラシドエアの役割
宮崎県宮崎市に本社を持つソラシドエアは、「九州・沖縄の翼」として、主に羽田・沖縄と九州を結ぶ14路線80便を運航しています。快適な機内環境を提供することに加え、地域のヒト・コト・モノをつなげるプロジェクトにも積極的に取り組んでいます。ソラシドエアは、「空から笑顔の種をまく」というブランドプロミスのもと、安全で快適な旅を支えています。地域農業とのコラボレーションを通じて、地域活性化に寄与する新たな挑戦が続いています。
おわりに
この取り組みは、単なる焼酎製造を超え、地域との絆や新たな価値の創出を目的とした、未来に向けた大きな一歩でもあります。これからもソラシドエアの活動に注目し、彼らの展望が地域にどのような影響を与えるのか楽しみにしたいと思います。