フィルムの記憶
2025-05-30 17:05:15

フィルムの記憶:光と手仕事で蘇る写真の魅力

フィルムの記憶:光と手仕事で蘇る写真の魅力



6月1日、写真の日に合わせて、東條會館 Tojo Photo Studioでは新たなプロジェクト「フィルムの記憶」が始まります。これは、モノクロのネガフィルムと写真プリントを一つの作品として美しく包み込んだ装丁品です。デジタル全盛の現代において、フィルム写真がどのような価値を持つのか、再評価されるべき時とも言えるでしょう。

光と影で描く記憶の装丁



フィルム写真は、単なる記録手段ではなく、私たちの記憶の一部として息づくものです。そっと手のひらに置けるこの小さなアルバムには、時代を超えて受け継がれるべき「記憶」が凝縮されています。紙の手触り、透けて見えるユニークな模様、そして手作業による修整の痕跡が、何とも言えない温かみを写真に与えています。さらに、フィルム写真の体験を通じて、現代におけるアナログの魅力を再発見できるイベントも用意されています。

フィルム写真の魅力とは?



現代社会では、デジタル技術が進化し、即時性や利便性が重要視される一方で、フィルム写真はあえてその対極に位置する経験を提供します。撮影から現像、焼き付けまで、時間をかけて準備されるフィルム写真は、単に出来事を記録するのではなく、記憶としてその瞬間を心に刻む行為です。大げさに言えば、フィルムを1枚使うことの重みや、シャッターを切る瞬間の集中力が、深い意味や感情を引き出します。

さらに、フィルムはデジタルデータとは違い、0と1の間にある曖昧な表現を捉えます。有機的な濃淡が生み出す写真のグラデーションや、見えないその背景にある手作業の歴史が、観察者に未知の感覚を与えるのです。

売り出し商品「フィルムの記憶」



「フィルムの記憶」では、シノゴという特殊な4 inch×5 inchのモノクロフィルムを使用して撮影を行います。大判カメラの魅力を感じながら、撮影した写真は、経験豊富な写真師の手によって現像、修整、焼き付けが行われます。その結果生まれるモノクロームの写真は、豊かなグレーの階調が際立ち、見る者の想像力や記憶を刺激します。

実際の撮影後には、フィルムのネガとプリントをセットにした装丁品が提供されます。この一連のプロセスを経て完成した作品は、一つ一つが異なる表情を持ち、記憶の深みを覗き込むような体験を提供します。

特に、特別なアイディアを大切な人に伝えたり、自らの特別な日を祝ったりするために、ぜひこの機会をお見逃しなく。

体験イベント「きみもしゃしん博士!」



6月28日には、小学生向けにフィルム写真の魅力を伝える体験イベント「きみもしゃしん博士!」も開催します。このイベントでは、実際に暗室でモノクロ写真が浮かび上がる瞬間を体験できるプログラムを提供。お子様にとっても貴重な思い出となることでしょう。

終わりに



写真は瞬間を記録するだけでなく、時間を超えて私たちの記憶を形作ります。「フィルムの記憶」を通じて、光と手仕事が生み出す特別な価値をぜひ体感してください。詳細やご予約は、公式ウェブサイトまでお問い合わせください。

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会社情報

会社名
株式会社 東條會舘
住所
東京都千代田区麹町1-4-2
電話番号

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