次世代知能ロボット「Mujin単載パレタイザー」の登場
株式会社Mujin Japanが、同社の独自開発自動化OS「MujinOS」を搭載した新製品「Mujin単載パレタイザー」を発売しました。この製品は、高度な自動化とデジタルトランスフォーメーション(DX)の運用を支援し、ユーザー自身が簡単に構築・運用できる次世代モデルです。
革新の三つのポイント
1. 30分での稼働開始
Mujin単載パレタイザーの最大の特徴は、わずか30分で運用を開始できる点です。ティーチレスとノーコードで操作可能な直感的なWebUIを通じて、レイアウトやワーク情報、積載パターンの設定が簡単に行えます。これにより、専門知識のない現場でも容易にシステムを立ち上げることができるのです。
2. 最大1,400ケースの処理能力
MujinOS独自のアルゴリズムが、ロボットの動作に最適な軌道を自動生成します。登録された積付パターンに基づき、最適な積付順序や軌道が自動で決定され、複数個取りにも対応することで、従来のパレタイザーを大幅に上回る毎時1,400ケースの処理能力を実現しました。
3. 柔軟なDX運用
ユーザーはブラウザ上でレイアウトやワーク、積付パターンの変更や追加を自由に行え、データとして保管することが可能です。これにより、プログラマーの経験に左右されることなく、現場の変化に迅速に対応できる柔軟性を楽しむことができます。
従来方式との比較
Mujin単載パレタイザーは、MujinOSによる“標準化するDX”を実現する製品でもあります。ロボット、AGV、保管システム、センサ等、複数の機器を統合制御し、業務のデジタルツインを実現することで、現場の状況に適した動作を自律的に生成します。これは、単なる統合基盤というだけでなく、「現場データを理解し動作を実行するOS」であることが大きな特長です。
驚きの機能一覧
- - マルチベンダー対応: 他の機器とも柔軟に接続可能。
- - デジタルツイン: 現場データの可視化と継続的改善を促進。
- - リモートメンテナンス: ダウンタイムを最小限に抑えられる設計。
- - 拡張プラットフォーム: 他製品との連携をシームレスに行える。
Mujinはこれまで、個別仕様のソリューションを通じて多様な現場課題を解決してきました。それらの経験を製品として具現化したのが「Mujin単載パレタイザー」なのです。
「2025国際ロボット展」での初公開予定
Mujin単載パレタイザーは、2025年12月に開催予定の「2025国際ロボット展(iREX2025)」で初めてお披露目されます。Mujinブースでは、実際にブラウザから積み付けパターンの設定やロボット動作の自動生成を体験できる機会が提供され、観客は自動化運用の全過程をライブで体験できます。
Mujinについて
Mujinは製造と物流の分野に次世代自動化ソリューションを提供する企業です。「MujinOS」を基盤に、設計から運用まで一貫して支援し、産業現場の課題を解決し、サプライチェーン全体の最適化を目指しています。
会社名:株式会社Mujin Japan
所在地:東京都江東区辰巳3-8-5
事業開始:2024年4月1日
取締役CEO:荒瀬 勇
ウェブサイト:
https://www.mujin.co.jp/