大川印刷の新事業
2024-01-12 13:02:33

印刷業界の老舗、大川印刷が新たなデジタル化事業を開始

創業142年の大川印刷、未来に向けた新規事業を始動



横浜に拠点を置く株式会社大川印刷が、創業142年の歴史を持つ老舗として新たなデジタル化事業に乗り出します。企業や団体が保管している書類や資料を預かり、デジタル化することを目的としたこのサービスは、近年のペーパーレスやデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れに乗ったものです。

新サービスの特徴



この新規事業では、単に書類を保管するだけではありません。必要に応じてデジタルデータに変換し、AI技術を活用したOCR処理で検索可能な状態にします。さらに、チャットGPTの活用も視野に入れ、企業や団体が持つ文書資産を効率的に活用していくことを目指しています。また、デジタル化後の不要な文書は機密として処理し、再生紙として新たな製品に生まれ変わらせるアップサイクルにも対応。これにより、環境への配慮とともに資源の有効活用を図ります。

特に歴史的な資料や文献をデジタル化することで、災害時の情報保存にも対応し、地域の文化や歴史の理解を深めることが期待されています。

最新鋭の機器導入



新サービスの柱となるのは、最新の自動ブックスキャナー「SCANROBOT 2.0 MDS」です。このスキャナーは国内で3台目の導入であり、大量の書籍を効率的にデジタル化できます。驚くべきことに、最高で2,500ページを1時間でスキャンする能力を持ちます。

スキャナーの導入日は2024年1月15日であり、株式会社大川印刷の本社兼工場で活用されます。これにより、同社は高効率でのデジタル化作業を実現し、より多くの企業や団体の要望に応える体制を整えます。

社会課題への対応



大川印刷は、印刷を通じて社会的な課題の解決を目指す「ソーシャルプリンティングカンパニー」としての顔も持ちます。 SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みや、社会的課題の解決に向けたプロジェクトをNPOやNGOと協働して進めています。

代表取締役の大川哲郎社長は「文書資産の保存と活用は、地域の文化や歴史の理解、さらには地域振興に寄与すると考えています」と述べ、デジタル化の意義を強調しています。

またこの新サービスは、環境問題にも配慮しています。再生可能エネルギーを100%利用してデジタル化を行い、企業の持続可能な経営にも貢献することを目指しています。

企業情報



株式会社大川印刷は1881年に創業し、横浜を拠点に長年の歴史を有する印刷会社です。現在も、地域の文化や歴史を大切にしつつ、先進的なテクノロジーを取り入れた印刷関連サービスを提供しています。今後も企業のデジタル化をサポートしながら、地域振興や環境問題への取り組みを続けていくことでしょう。

詳しい情報は、公式サイトやお問合せ先からご確認ください。

会社情報

会社名
株式会社大川印刷
住所
神奈川県横浜市戸塚区上矢部町2053
電話番号
045-812-1131

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