全国高校生政策甲子園 最優秀賞決定!
公益社団法人日本青年会議所が主催する「第三回全国高校生政策甲子園」の最優秀賞が発表されました。この政策甲子園は、全国の高校生を対象にした政策コンテストであり、若者たちに社会課題に対して積極的に考え、政策を提案する機会を提供することを目的としています。
今年、設定されたテーマは「未来の日本を創造する !! 持続可能なデジタル政策!」と「あなたは総理大臣 !! 地域の社会課題と明るい未来!」の2部門。多くの高校生が参加し、全国33都府県から352チーム、約1,500名のエントリーがありました。全体の応募数が昨年よりも増加し、学生たちの熱意が伝わってきます。
最優秀賞受賞チーム
今年の最優秀賞は、以下の2チームが獲得しました。
設定テーマ部門
岐阜高校アグリ班(岐阜県立岐阜高等学校)
提案したテーマは「農業機械のご近所シェアリングプラットフォームによる、農業の省力化と担い手確保に向けた新たな支援」です。若者ならではの新しい発想で、地域の農業推進と持続可能性に貢献しようとするこの政策は、今後の農業界に大きな影響を与える可能性を秘めています。
自由テーマ部門
Re.Truther(大阪府立鳳高等学校)
こちらのチームは、「正しい情報こそ、最強のライフライン!! 〜情報災害から命を守るために〜」というテーマを提案しました。情報が溢れる現代において、正確な情報を届けることの重要性を訴えています。地域社会の安全を考えたこの提案は、今後の政策に反映されることでしょう。
投票の経過
最優秀賞は、2025年9月1日から20日までの20日間にわたるインターネットによる国民投票の結果をもとに決定されました。今年の投票数は過去最多の15,166票に達し、一般市民が政策提言に参加する姿勢が感じられました。昨年の8,500票を上回った今回の投票は、若者たちの政策への意欲を証明する成果です。
未来に向けた政策報告会
最優秀賞に選ばれた2チームは、提案した政策テーマについて関連省庁にて政策報告会を開催予定です。この機会を通じて、学生たちの声が実際に政策として採用されることを期待しています。彼らの提言が社会にどのように響くのか、今後の展開に注目です。
結論
「全国高校生政策甲子園」は、若者たちに主権者意識を育む貴重な機会を提供し、今後の日本の未来に寄与する可能性があるイベントです。若者の政治への関心が高まることで、持続可能な社会が実現される日が来ることを願っています。公益社団法人日本青年会議所の取り組みに感謝を示しつつ、今後も彼らの活躍を期待しています。