2025年版 学生のSNS利用調査の結果
株式会社テスティーは、「TesTee Lab」プロジェクトとして、2025年の学生のSNS利用状況に関する調査を実施しました。調査は、日本国内に住む12歳から24歳の学生1,467名を対象に行われ、中学生486名、高校生442名、大学生(短大・専門)539名が回答しました。調査の結果、SNS利用率は中学生が99.2%、高校生が97.3%、大学生が91.3%に達し、ほぼ全ての年齢層でSNSが広く利用されていることが確認されました。
SNS利用率と頻度
調査の中で、特に利用頻度が高いSNSを見ていくと、「LINE」「Instagram」「X(旧Twitter)」「TikTok」「YouTube」「BeReal」が挙げられます。これらのSNSは「毎日」利用しているという回答が6割から8割に達し、若者のデジタルコミュニケーションの根幹を成しています。一方、「Threads」と「Facebook」は利用頻度が3割以下となっており、その人気は他のSNSに比べて低い傾向が見受けられました。これは、特に若年層が視覚的なコンテンツに親和性を持つことを示唆しています。
SNSをきっかけに行動する学生たち
さらに、高校生はSNSを利用して行動を起こすことが多く、約70%が何らかのアクションを起こしたことがあると回答しています。行動を促進したSNSとして名前が挙がったのは「Instagram」「TikTok」といった画像や動画を主体としたプラットフォームであり、これらのメディアが視覚的な影響を与えることが理解できます。特に、「動画や画像に基づく情報」が行動に影響を及ぼすといえるでしょう。
企業アカウントのフォロー傾向
調査によると、SNS利用者の過半数が企業のアカウントをフォローしていることも興味深い結果です。中でも「Instagram」が最も多くのフォロワーを集めており、「LINE」や「X」がこれに続いています。さらに、フォローした企業アカウントからどのような情報を求めているのかという質問には、「新商品・新サービスの情報」や「イベント・キャンペーン情報」が上位にランクイン。若者はSNSを通じてリアルタイムで新しい情報を得ることを期待しているようです。
調査結果の全貌
この調査結果は、現在の若者がどのようにSNSを利用し、どのような情報に興味を持っているかを浮き彫りにしています。他にも「利用しているSNSごとの目的」や、行動を起こすきっかけとその関連性など、さまざまなデータが提供されています。これにより、企業は若年層のニーズを理解し、効果的なマーケティング戦略を構築するための貴重なインサイトを得ることができます。
まとめ
株式会社テスティーの「TesTee Lab」は、若年層に特化した調査を通じて、彼らのSNS利用動向を把握しています。この調査は、12〜24歳の世代がどのようにSNSを 媒体として活用しているのか、また企業がどのように彼らと関わっているのかを示す重要な指標となっています。今後のSNS戦略に生かすための一助となることを期待しています。
詳細情報
- - 調査実施機関: 自社調査(株式会社テスティー)
- - 調査方法: 自社保有のアンケートメディアアプリ「Powl」を使ったインターネット調査
- - 対象地域: 日本国内
- - 調査期間: 2025年10月23日〜2025年11月7日
- - 報告書リンク: 学生のSNS利用に関する調査