綿半とRight at Homeが業務提携で在宅介護サービスを強化

綿半とRight at Homeの業務提携

このたび、綿半は、米国の在宅介護サービス大手であるRight at Home International, Inc.との新たな業務提携を発表しました。この提携により、綿半はRight at Homeの豊富なノウハウを活用し、日本国内における在宅介護ビジネスに流れるバリアを取り払い、スムーズな進出を図ることを目指しています。これに伴い、2014年1月には「ライトアットホーム株式会社」が設立され、東京都新宿区に本社を置き、代表取締役社長には熊谷洋平が就任しました。

高齢化社会における介護の必要性

近年、日本は世界に類を見ない超高齢社会に突入しています。内閣府が発表した「高齢社会白書」によると、2012年10月時点で65歳以上の高齢者が3079万人に達し、総人口の約24.1％を占めています。このような高齢化が進む中で、厚生労働省は高齢者が住み慣れた地域で自分らしい生活を続けるための「地域包括ケアシステム」を推進し、その中でも在宅介護が重要な役割を果たしています。これにより、在宅でのケアが求められるニーズが急速に高まっています。

綿半グループのビジョン

綿半グループは、「絶え間なき暮らしの変革」をテーマにした新規事業への取り組みを進めています。グループ各社の事業を「エンジョイライフ」、「グリーンライフ」、「セーフライフ」、「プラチナライフ」という異なるカテゴリーに細分化し、それぞれのプロジェクトを横断的に展開することを目指しています。今回の提携により設立されたライトアットホーム株式会社は、シニア層に対して多角的なアプローチを行い、在宅医療の普及を支えることで「プラチナライフ」に貢献することを目的としています。

綿半グループの概要

綿半グループは、建築業、鉄鋼製造業、ホームセンター・小売業、医薬品原料の輸入など多岐にわたる事業を展開している企業グループです。2012年度の売上高は約900億円、2300人以上の従業員を抱えるなど、その規模感は非常に大きいです。創業は1598年に遡り、400年以上の歴史を誇ります。また、地域における社会貢献にも積極的に取り組んでおり、軽費老人ホームや特別養護老人ホームの運営を行う社会福祉法人綿半野原積善会の設立にも寄与しています。

Right at Home International, Inc.の概要

Right at Home International, Inc.は、米国ネブラスカ州オマハに本社を置く企業で、在宅介護サービスプロバイダーであるRight at Home, Inc.の国際展開を担当しています。1995年の創立以来、同社は米国内に400以上の加盟店を展開しており、国際的には英国、カナダなどの8か国にサービスを提供しています。また、ブラジルと中国にも最初に進出した米国のホームケアプロバイダーとしての地位を確立しています。