エクイニクスとさくらインターネット、クラウドビジネス拡大へ戦略的パートナーシップを締結

パートナーシップの発表

エクイニクス・ジャパンとさくらインターネットが、共同でクラウドビジネスを強化するための戦略的パートナーシップを結びました。この協業により、両社は日本国内およびアジア地域におけるデジタルインフラの発展を目指します。

本パートナーシップでは、さくらインターネットのGPU基盤クラウドサービスがエクイニクスのプラットフォームに統合されます。これにより、高まるAI関連の需要に迅速に対応し、さくらインターネットのアジア展開を支援することが期待されています。

背景と展望

さくらインターネットは、2023年6月に経済産業省から認定を受け、AI向け大規模クラウドサービスを提供するために準備を進めています。この計画では、合計で18.9EFLOPSの処理能力を持つクラウドインフラを整備し、AI需要に応じたサービスを展開することを目指しています。一方、エクイニクスは世界各地に広がる264以上のデータセンターを活用し、多様なエコシステムを構築しています。

今回の連携によって、さくらインターネットはエクイニクスのデータセンターおよびエコシステムを活用し、クラウドサービスの強化とアジア市場への新しいサービス展開を加速させます。エクイニクスは、これにより持続可能でスムーズなサービス提供が可能となるとしています。

企業のコメント

さくらインターネットの田中邦裕社長は、アジアにおけるAI基盤の整備が進むことを喜んでおり、今後のクラウドの必要性についても言及しました。また、生成AIの発展に向けて、アジアが持続可能な環境を確保することが重要だと強調しています。

一方、エクイニクス・ジャパンの小川久仁子社長は、AI需要の支援が日本社会の課題解決に繋がるとし、さくらインターネットのアジア進出に協力することで、迅速なサポートを提供できると自信を示しました。

企業紹介

エクイニクスは、デジタルインフラのリーダーとして、企業が成功するための信頼性の高いプラットフォームを提供しています。世界中でデータセンターを展開し、競争力の維持に必要なサービスや拠点を企業に提供することに注力しています。

さくらインターネットは、1996年に設立され、国内のデータセンターから様々なクラウドサービスを展開するインターネット企業です。彼らの理念は『やりたいことをできる』に変えることであり、そのための多様なDXソリューションを提供しています。