滋賀県が日本一のスポーツDX推進を評価されて受賞！地域の活性化に寄与

滋賀県が「JAPAN DX Player AWARD 2025」で第1位受賞

滋賀県の地域情報化推進会議が、令和6年度に実施した「スポーツDXによる地域コミュニティの活性化」事業について、令和7年11月29日に東京で開催された「JAPAN DX Player AWARD 2025」において、スポーツ部門での第1位を受賞しました。この賞は、デジタル変革を推進するための取り組みを称えるもので、全国から129団体の応募があった中での栄誉です。

受賞の背景

この受賞は、滋賀県地域情報化推進会議（会長：田中琢真）が中心となり、NTT西日本と株式会社NTTSportict（代表取締役社長：中村正敏）が共同で実施した事業の成果です。この取組みは、地域コミュニティの活性化やスポーツ関連のDX（デジタルトランスフォーメーション）による新しい街づくりを目指しています。その中でも、地域スポーツの振興は特に重要なテーマです。

事業の概要

事業は令和6年6月から始まり、AIカメラをスポーツ施設に設置し、選手の動きを追跡して自動的に映像を撮影・編集する仕組みが導入されました。配信されたライブ映像を通じて、サポーターや家族は、現地に行けない場合でも試合を観戦できるメリットがあります。トライアルとして、開催された「わたSHIGA輝く国スポ・リハーサル大会」でもこの仕組みが試されました。

具体的な成果

この取組みにより、AIカメラを通じて映像配信が行われ、計3回の大会での視聴者数は累計16,982人に達しました。また、応援コミュニティプラットフォームを利用した人数も3,010人に上ります。参加者からは「子どもの試合を見に行けなかったので、映像で観られてうれしい」といった声が寄せられるなど、大変好評でした。

今後の展開

今後もこのDXの取り組みはさらに進化します。令和7年には「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ大会」で全26試合がAIカメラによる映像配信で行われる予定です。これにより、地域コミュニティの活性化、健康促進、ならびに新たな観光スポーツ体験の創出を目指していきます。また、施設の予約システムとの連携も視野に入れ、地域の情報化社会を推進するというビジョンを持っています。

このように、滋賀県の地域情報化推進会議は、スポーツDXを通じて多角的に地域の課題解決と活性化に取り組んでいます。デジタル化が進むことで、地域コミュニティの未来もさらに明るいものになるでしょう。