長野県の郷土食とファッションの融合、いろは堂の新コレクションを紹介

長野県の味覚を楽しむ新アイテム

2023年9月、全く新しいコラボレーションが長野県から誕生しました。株式会社ビームスが展開するプロジェクト「BEAMS JAPAN」は、老舗のおやき屋「いろは堂」と手を組み、特別なコレクションを発表しました。このコラボレーションは、長野の郷土食である『おやき』の魅力をファッションという形で表現する試みです。

おやきの歴史

「いろは堂」は1925年に長野県小川村で創業し、当初はパンや和菓子を製造・販売していました。昭和30年代になると、おやきを専門に扱うようになり、以後、おやきは長野の代表的な郷土料理として広まりました。特に、米が不足していた時代、地元の人々は小麦粉や蕎麦粉を用いて、おやきを生み出しました。おやきは、信州の豊かな自然と文化が形になった食べ物です。

近年では「OYAKI FARM」がオープンし、体験型施設としても注目を集めています。ここでは、訪れる人々が実際におやきを作って楽しむことができ、今までの食べ物としての楽しみ方に加えて、文化体験の要素が加わりました。このように、「いろは堂」はおやきの魅力を様々な形で発信し続けています。

コラボレーションの詳細

今回のコラボアイテムは、普段着としてはもちろん、ギフトとしても嬉しい全4種類。まず、「おやきTシャツ」は、サイズも豊富で、価格は7,480円（税込）。次に、色鮮やかな「おやきバンダナ」は1,980円（税込）。さらに、ちょっとした小物が入れられる「おやき袋ポーチ」は2,640円（税込）。そして、最後に定番の「おやきキーホルダー」を880円（税込）で提供しています。

これらの商品は、全て「ビームスジャパン善光寺」限定で販売されており、全国の「いろは堂」店舗では取り扱われていません。この点にも注目が集まっています。商品に込められた、地元の食文化とファッションの融合は、単なる販売行為ではなく、長野の文化を外へ発信する意義があります。

文化を超えるメッセージ

「いろは堂」と「BEAMS JAPAN」の共同プロジェクトは、ただのコラボレーションに留まりません。これにより、食文化の保護、地元産業の支援、さらには日本の素晴らしい伝統や技術を世界に広める手助けをしています。特に、若い世代に向けた新しいアプローチとして、楽しみ方の提案が行われています。

今後も、おやきという一つの食文化が様々な形で広がることが期待されます。到底食べるだけではない、「いろは堂」のおやきは、新しい体験をもたらす可能性を秘めています。

ぜひ、皆さんも「いろは堂」とビームスのコラボレーションによる新アイテムを手に取り、長野の素晴らしい食文化を感じてみてください。おやきの伝統が息づく、素敵な商品があなたをお待ちしています。