ツナググループ、茨城県境町と包括連携協定を締結
2023年10月、株式会社ツナググループ・ホールディングスは、茨城県境町との包括連携協定を正式に結びました。この協定は、地域の高齢化による労働力不足の解消と、人材の安定供給を目的としています。現在、境町が抱える課題や、今後の展望について詳しく見ていきましょう。
包括連携協定締結の背景
茨城県境町は、急速な高齢化が進んでおり、2030年までに地域人口の中で65歳以上の割合が大幅に増加することが予想されています。この状況は、介護業界や物流業界における人手不足を引き起こしています。特に、茨城県内では高齢者向けの介護人材が約8,000人不足すると見込まれており、短期的な雇用ニーズも盛況です。これらの課題を解決するために、ツナググループとの協力は非常に重要となります。
具体的な取り組み
協定を形にするため、以下の3つの施策が検討されています。
1.
介護人材の受入モデル構築
ツナググループは、境町の姉妹都市であるフィリピン・マリキナ市との連携を図り、日本語や介護の基礎教育を行う計画です。経験豊富な介護士を育成することで、地域の介護人材の不足を解消します。
2.
地域スポット雇用の創出
スポットワークプラットフォームを町内に導入し、短時間で近所の労働力を活用する仕組みを構築します。これにより、主婦層やシニア層が働きやすい環境を整備し、地域の活性化を図ります。
3.
産業振興の支援
雇用や広告のノウハウを活かし、地域経営の促進につなげる施策も考えています。特に、物流拠点に関連する立地や企画の支援が重要です。
今後の展望
この協定により、ツナググループは茨城県境町に対して、持続的な人材供給と雇用創出のモデルを提供します。地域の長期的な成長を見据え、介護や物流などの分野で即戦力となる人材を育成していくことを目指しています。また、地域住民が安心して働きやすい環境作りにも注力する考えです。
会社概要
株式会社ツナググループ・ホールディングスは、社会課題の解決を目指す企業で、コンサルティングや採用支援サービスを提供しています。創業は2007年で、現在は東京都中央区に本社を置き、従業員数は1,000名を越えています。
この包括連携協定は、地域社会と企業との共生の一例です。福祉・介護、物流、そして地域活性化において、ツナググループの果たす役割は今後更に重要になることでしょう。