8月21日(水)、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会(JGBA)が主催する「アーキテックプランニング 視察会 in 札幌」が行われました。この視察会には会員を含む26名の参加者が集まり、建築に関する最新の情報を共有し、現場を体験しました。
JGBAは、会員企業間の情報交換や交流促進を目的に、2022年から現地視察会を開始しております。これまでに、ライフデザイン・カバヤ株式会社や、株式会社リアンコーポレーションなど、さまざまな企業のモデルハウスや施工現場を見学し、実践的な知識を高めてきました。
今回は、2024年度の第3弾視察会として、北海道札幌市に本社を構える株式会社アーキテックプランニングのモデルハウスや分譲地を訪問しました。特に印象的だったのは、47区画の広大な戸建て分譲地の見学でした。建売モデルハウスや現在工事中の現場も見ながら、販売価格の詳細や見学のための予約アプリを活用した取り組みを具体的に確認できました。
また、視察中にはイオンモール苫小牧店のモデルハウスにも立ち寄り、広報担当者からは会社の透明性を重視した情報公開に関する戦略が紹介されました。クレームに関する情報も含め、すべてを開示するというポリシーは、参加者にとって大いに参考になる内容でした。
視察会の後は、分科会が行われました。ここでは、相馬社長がKBBAの独自の社内評価制度やデジタルトランスフォーメーション(DX)に基づく業務効率化について説明しました。特に、朝礼や社内会議なしに情報共有を実現するための仕組みを整備し、全員がプレーヤーとして活躍することで少数精鋭の事業展開を支えているという話は、多くの参加者の関心を引きました。
さらに、同社が得意とする性能とデザインを両立させた住宅づくりについて、また今後始まるフランチャイズ展開の概要についても情報が共有されました。新たなモデルリース事業は、徹底したコスト管理と無駄を省く施工方法に基づいており、今後の動向が注目されます。
視察会の最後には交流会が行われ、参加者同士が直接意見交換を行う貴重な時間となりました。生の現場で得られた知見や情報を通じて、お互いの親睦を深めることができました。
アーキテックプランニングは、2002年に設立されて以来、元請けとしてのキャリアを積み重ね、2011年には長期優良住宅の標準化に成功しました。「高性能住宅」を提供する独自ブランド「Class S」を展開するなど、多様なプロジェクトで成功を収めています。現在、北海道だけでなく福岡県にも進出し、成長を続ける同社の今後に注目が集まります。
次回のJGBAのイベントとしては、10月8日(火)に広島での「マエダハウジング 視察会」が予定されています。こちらも参加者の期待が高まっています。