高経年住宅団地
2025-07-01 13:21:12

東京工芸大学が新たに高経年集合住宅団地の価値提案を開始

東京工芸大学工学部(学長:吉野弘章)は、2026年4月より新たに「高経年集合住宅団地の新たな価値づくりの提案」というプロジェクト授業を開始します。この授業は、近年の社会課題である高経年集合住宅の活性化を目的としており、特に1960年代の高度経済成長期に開発された緑ヶ丘団地(神奈川県厚木市)を舞台に展開されます。

このプロジェクトでは、学生たちが地域住民との対話を通じて、高齢化や空き家の増加、ライフスタイルの変化などによって減少している地域内の交流を再活性化するための取り組みを行います。履修対象は主に2年次生以上であり、建築学系の教授陣による指導の下、団体所有者である神奈川県住宅供給公社との連携に基づいて進められます。

学生たちにはフィールドワークの機会が与えられ、地域の特性を理解しながら、自主的かつ柔軟に問題解決に取り組む姿勢を養います。このプロジェクト授業は「つうおん」と呼ばれる新しい学びのスタイルに組み込まれ、対面授業とオンデマンド授業を組み合わせた形式で行われます。

「つうおん」は、2026年度からの新しい教育モデルで、週5日間の内訳が「面接授業の日(週3日)」と「オンデマンド授業の日(週2日)」に分かれています。これにより、学生は自由に自身のスケジュールに合わせて学びを進めることが可能となります。また、このプロジェクト以外にも、計5科目が新たに開講される予定です。

プロジェクトの具体的な内容としては、地域の集会所をコミュニティの核として活用する取り組み、孤立しがちな高齢者を支援するためのコミュニティキッチンの開設、地域住民と共に運営するコミュニティガーデンなどが挙げられます。また、団地のオープンスペースを地域に開放し、新たな交流の場を創出するためのリノベーション計画も進める予定です。これらの取り組みは、学生たちの自主企画に基づいているため、地域のニーズに応じた柔軟な活動が求められます。

東京工芸大学は1923年に設立され、2023年には創立100周年を迎えました。テクノロジーとアートを融合させた教育を展開している同大学は、これからも新たな挑戦に取り組み続けることでしょう。プロジェクト授業に興味がある方は、大学のオープンキャンパスや受験生サイトを通じて詳しい情報を得ることができます。


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