株式会社インテリジェントウェイブ、関東地方発明表彰で発明奨励賞を受賞
株式会社インテリジェントウェイブ(IWI)は、令和6年度の関東地方発明表彰で日本放送協会(NHK)と共に特許を取得した「パケットフロー監視装置」で「発明奨励賞」を受賞しました。この受賞は、映像伝送の管理における新たな提案として、大きな意味を持つものです。
発明奨励賞とは?
この賞は、科学技術の発展や地域産業の振興を目的として、優秀な発明をおこなった技術者や研究者を称えるものです。日本各地で行われているこの表彰は、全国で八つの地域に分けられており、関東地方でもその優れた技術やアイデアが広く認められています。
受賞した発明の概要
IWIが受賞した発明は、特許番号第7348797号で、映像伝送に関する「EoM Core」IPモニタリングのソリューションです。この装置は、テレビ放送やさまざまな映像配信サービスにおいて、通信の流れをリアルタイムで監視することができる技術を提供します。特に、放送業界ではインターネットプロトコル(IP)を利用したシステムへの移行が進んでいますが、大量のデータがネットワークを占有することにより、映像品質への影響が懸念されています。
映像伝送の監視と問題解決
「EoM Core」は、映像や音声のデータ通信を監視し、さらにPTP(高精度時刻同期規格)やIGMP(マルチキャスト通信規格)などの制御関連もカバーしているため、映像に問題が発生した際には詳細な原因を解析することが可能です。この技術は、国内の大手放送企業や海外の公共放送局でも導入が進められています。
市場のニーズとIWIの取り組み
放送システムのIP化が進む中、品質管理の重要性がますます高まっています。特に、放送局やライブイベントで使用される大規模なデジタル表示機器や音響機器への需要が増えており、リアルタイムで通信を監視する技術が求められています。IWIは、こうした需要に応えるため、「EoM Core」の提供を通じて国内外の放送業界のIP伝送品質の維持を支援し続ける意向を示しています。
株式会社インテリジェントウェイブ(IWI)について
1984年に創立されたIWIは、24時間365日の安定した決済システムや不正利用検知技術を開発し、キャッシュレス社会の実現に寄与しています。さらに、金融エリアでの知見を生かし、情報セキュリティや放送技術の分野にも進出しています。
これからもIWIは、AIなどの先端技術を活用し、社会のインフラを支えるミッションの下、さまざまな業界課題を解決する努力を続けていきます。
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