LuupとJAF九州本部、連携協定を締結
株式会社Luup(ループ)は、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)九州本部との間で、交通安全活動や環境保全を進めるための連携協定を結んだことを発表しました。この取り組みは、特に福岡エリアにおける電動マイクロモビリティの普及をサポートするものです。
Luupのビジョン
Luupは、都市のインフラ整備を通じて「街じゅうを駅前化する」ことを掲げています。電動アシスト自転車や電動キックボードなど、様々な形態の小型モビリティを取り扱い、ファースト・ラストワンマイルの移動をサポート。2024年3月には福岡でのサービス開始を予定しており、すでに約900箇所に充電ポートを設置済みです。福岡エリアでは最も広範囲にサービスを展開する企業として注目されています。
JAFの役割
一方、JAFは1963年に設立された日本の自動車ユーザー団体で、会員は2000万人を超えます。ロードサービスに加え、交通安全の啓発や地域振興、災害支援、モータースポーツ促進など多岐にわたる社会貢献活動を実施しています。その中で特に「パーク&ライド」と呼ばれる取り組みを進めており、自家用車を公共交通機関の乗車前に停めることで、車の流入を抑え交通渋滞やCO2排出を削減する狙いがあります。
連携の具体的な内容
連携協定の下で、LuupとJAFは以下の3つの分野で協力を進めることを約束しました。
1. 交通安全活動と環境保全に関する取り組み
2. パーク&ライドの推進を通じた地域活性化活動
3. その他、双方が必要と認めた目的に向けた活動
協定を締結して最初の取り組みとなる「交通安全啓発イベント」が、2025年2月18日(火)に福岡大名ガーデンシティで開催されました。地元の方々に交通ルールについての啓発チラシを配布し、電動キックボードや電動アシスト自転車の乗り方、操作方法を教えるセッションも設けました。
パーク&ライドの意義
パーク&ライドは、郊外や周辺地域で自家用車を駐車した後、公共交通機関で目的地に向かう仕組みです。これにより都市部の交通渋滞を緩和し、環境への負担を軽減。JAF福岡支部もこの手法を通じて、地域の課題解決に寄与しています。
Luupのサービス概要
- - 内容: 電動キックボードと電動アシスト自転車のシェアリングサービス
- - 利用方法: スマートフォンアプリ「LUUP」を使用して、ポート間の移動が可能
- - 料金: 基本料金50円(税込)+時間料金15円(税込/1分)
- - 保険: 対物・対人賠償や自身の怪我が保険の対象
サービスを利用することで、持続可能な交通手段を楽しむことができ、交通渋滞の緩和や環境保護にも貢献できます。
まとめ
LuupとJAF九州本部が連携することで、地域の交通安全や環境保全が進み、より便利で快適な移動手段が提供されることが期待されます。今後も両社の協力による新たな取り組みが多数展開される予定です。