tototoの新プロジェクト
2023-03-31 11:00:02

フィッシュレザーブランド「tototo」、サモアでのSDGsプロジェクトに参加

フィッシュレザーブランド「tototo」がSDGsプロジェクトに参加



フィッシュレザーブランドの「tototo」が、国連開発計画(UNDP)が主催する「Japan SDGs Innovation Challenge」の参加企業に選ばれました。このプロジェクトでは、環境問題や経済的な課題に取り組むために、サモアとジンバブエの二国で活動が行われます。

国連の取り組み



国連開発計画(UNDP)は、世界91カ所にAccelerator Labsを運営し、開発途上国の課題解決を目指しています。日本においても、内閣府の支援を受けて、契約民間企業と連携しながら「Japan SDGs Innovation Challenge」が進行しています。このプログラムは、開発課題に対する新たな解決策を共に構成することを目的としています。

2023年度には、サモアでのプロジェクトが開始され、「tototo」は同国のUNDP Accelerator Labsや地元政府機関と連携して、廃棄される魚の皮を利用したフィッシュレザーの開発を進めます。これは、廃棄物の有効活用と経済活性化を目指す試みです。

サモアの現状と課題



サモアは、オセアニアに位置する小さな島国で、漁業が主要な産業の一つとなっています。しかし、漁業の生産物の40〜60%が廃棄されているという現実があります。この廃棄は、経済的な損失だけでなく、環境への影響も大きいと言えます。このため、サモア政府は「SAMOA OCEAN STRATEGY 2020-2030」を策定し、漁業からの廃棄物を資源に変えることが重要だと認識しています。

tototoの使命とアプローチ



「tototo」は2019年に設立されたブランドで、魚の皮を使用した革製品を提供しています。このフィッシュレザーの製造技術は、これまで廃棄されていた魚の皮を有効活用し、持続可能なものづくりを実現するものです。「tototo」の理念は、生命の恵みを無駄にしないことにあります。その取り組みは、SDGsのうちのいくつかの目標に関連し、特に貧困撲滅(目標1)、産業革新(目標9)、責任ある消費(目標12)、海の保護(目標14)に取り組んでいます。

今後の「Japan SDGs Innovation Challenge」のサモアでのプロジェクトでは、フィッシュレザー製造に関する技術提供にとどまらず、現地の人々が製造や販売を行えるような体制構築にも取り組みます。このプロジェクトを通じて、サモアの経済発展に貢献し、廃棄物を減少させる一助となることを目指しています。

UNDP Accelerator Labsと「tototo」の連携



UNDP Accelerator Labsは、持続可能な開発に向けた課題解決のために設立された世界最大級の学習ネットワークです。このネットワークを通じて、地域のニーズに応じたイノベーションを生み出し、効果的な解決策を探求しています。このような背景の中で、tototoはUNDPの活動における重要なパートナーとして、新たな価値創造に寄与することが期待されています。

この挑戦を通じて、サモアの持続可能な未来を築く手助けをしつつ、フィッシュレザーを用いた新しい製品群の展開へとつなげていくことが望まれています。

まとめ



フィッシュレザーブランド「tototo」の活動は、単なる製品開発にとどまらず、地球規模の環境問題への具体的なアプローチを提供するものです。今後のプロジェクトが、サモアのみならず、他の地域でも同様の課題解決に貢献することを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社シンクシー
住所
富山県氷見市北大町7-4シーパレス1F
電話番号
090-2821-3649

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